横峯さくら父・良郎氏、宮崎県知事選出馬を「脳梗塞」で断念「右の手足が痺れて」
女子プロゴルファー横峯さくら(36)の父親で元参院議員の横峯良郎氏(62)が6日、出馬表明していた宮崎県知事選(8日告示、25日投開票)への立候補を断念すると発表した。同日夜、ENCOUNTの取材に応じた横峯氏は、「脳梗塞の症状で右の手足が痺れている」と話しながらも、4年後の同知事選挙に再挑戦する意志を示した。
療養を優先しつつ、有名ジュニアゴルファーの指導も
女子プロゴルファー横峯さくら(36)の父親で元参院議員の横峯良郎氏(62)が6日、出馬表明していた宮崎県知事選(8日告示、25日投開票)への立候補を断念すると発表した。同日夜、ENCOUNTの取材に応じた横峯氏は、「脳梗塞の症状で右の手足が痺れている」と話しながらも、4年後の同知事選挙に再挑戦する意志を示した。(取材・文=ENCOUNT編集部ディレクター柳田通斉)
任期満了に伴う選挙の告示直前、横峯氏は「ドクターストップ」になり、立候補を断念した。発表から3時間後、本人が病状と心境を明かした。
「1か月前から右手が痺れていたんやけど、ワールドカップの日本―クロアチア戦を見ていたら、右足も痺れ始めたんよ。で、6日になって病院に行ったら、『これは選挙に出ている場合じゃない』と言われてしまって……。ポスターも作って、20人ぐらいで(掲示板に)貼る準備もできとったし、残念で仕方ない」
医師から受けた診断は「軽度の脳梗塞」。30代で発症した病で、長年の持病。薬で予防してきたというが、横峯氏は「今回はそれも効かなかった」と話している。8年前には「急性心筋梗塞」で手術を受け、無呼吸症候群による睡眠障害にも「長年、悩まされてきた」という。
「最近、睡眠中に無呼吸の状態が100秒も続いていたことが分かって、さすがに不安になった。なので、医者の言うことを聞いて少しずつ健康を取り戻していこうと思ってね」
横峯氏は10月13日、宮崎市内で記者会見し、宮崎県知事選に無所属で立候補すると表明。それまでに、4選を目指す現職の河野俊嗣氏(58)、前知事の東国原英夫氏(65)が出馬を表明しており、横峯氏は「東国原さんには期待していたのに宮崎県の現状を理解していない。私が知事になったら、最低賃金を時給1300円」などと語っていた。その後、同知事選には、宮崎市出身でスーパークレイジー君(36)の通称で活動する西本誠氏が出馬表明。選挙は3人で争われる見込みとなったが、横峯氏は「当選は河野さんか東国原さんのどちからで間違いないでしょうから、私はまた4年後に向けてしっかり準備していきたい」と再挑戦を予告した。
今後の横峯氏は、療養を優先しながら、宮崎市内に所有するゴルフ練習場の経営をし、プロゴルファーを目指す選手たちの指導をしていくという。教え子の1人には、話題のジュニアゴルファー須藤弥勒(みろく)ちゃん(11)もいる。11月下旬にも、宮崎市内で横峯氏の指導を受けており、弥勒ちゃんは自身の判断で、横峯氏の娘さくらとそっくりな超オーバースイングに改造。横峯氏は「彼女は誰よりも練習しているので、これからも楽しみ。いろんなことを伝えていきたい」と話している。