「名探偵コナン」新作映画チラシ、ネットで転売横行に批判殺到 「信じられん」「やめて欲しい」
人気漫画・アニメシリーズ「名探偵コナン」の劇場版最新作「名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)」の映画チラシが、ネット上で大量に売買され問題となっている。全国の映画館で掲出され、誰でも無料で持ち帰ることができるチラシで、大手サイトでは100枚単位の出品も。ファンからは「信じられん」「やめて欲しい」といった悲痛の声が上がっている。
劇場版最新作「黒鉄の魚影」 12月2日から全国でチラシの掲出がスタート
人気漫画・アニメシリーズ「名探偵コナン」の劇場版最新作「名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)」の映画チラシが、ネット上で大量に売買され問題となっている。全国の映画館で掲出され、誰でも無料で持ち帰ることができるチラシで、大手サイトでは100枚単位の出品も。ファンからは「信じられん」「やめて欲しい」といった悲痛の声が上がっている。
本作は劇場版第26弾で、2023年4月14日に公開。映画作品は毎回大きな注目を集めている。
劇場版名探偵コナンのツイッター公式アカウントはこのほど、12月2日から「青山剛昌先生書き下ろしのティザービジュアルが表紙となっている 黒鉄の魚影(サブマリン)のチラシが順次全国の劇場にて掲出されます!」と紹介。映画チラシの無料配布が始まり、話題を呼んでいた。
ENCOUNT編集部が6日に都内の映画館に行ってみると、「死ぬな、灰原―」のキャッチコピーやキャラクターが描かれた映画チラシが置いてあることが確認できた。持ち帰りの枚数を制限している様子はなかった。
一方で、大手サイトでは、本作の「チラシ」「フライヤー」の名目で出品が相次いでいる。売り切れたものでは「150枚 3280円」「100枚 2190円」などと表示されており、大量の枚数が実際に売られている。転売の横行の実態が分かる。
ネット上では、非難の声が殺到。「100枚とかありえなくないですか?」「タダでもらえるもので利益を得ようとするってもう人間としてアカンと思います」「映画館でただで配布してくれてて毎年楽しみにしてるチラシ転売されてたんだ 許せないんだが、、、」などとする怒りの声が。また、「うちの近くの映画館は枚数制限ありますが、もしかして他県とかは枚数制限ないところはないのかな」「売っている人はアカウント凍結などの対応をお願いしたい」などと、映画館側や出品サイト側の対策について言及する声も寄せられている。
国民的作品の“ファンサービス”を踏みにじる行為。何でもかんでも売りに出される転売の状況は好ましくなく、売り手にも買い手にも自制が求められる。