三遊亭左遊さん、心不全のため死去 69歳 晩年は古典落語を巧みに演じ分けたいぶし銀

落語家の三遊亭左遊(本名:佐藤喜八郎)さんが11月15日、心不全のため、横浜市内の自宅にて亡くなったことが分かった。69歳。落語芸術協会が公式サイト内で発表した。葬儀は近親者にて執り行われた。

持病の悪化により高座復帰は難しいとして引退

 落語家の三遊亭左遊(本名:佐藤喜八郎)さんが11月15日、心不全のため、横浜市内の自宅にて亡くなったことが分かった。69歳。落語芸術協会が公式サイト内で発表した。葬儀は近親者にて執り行われた。

 左遊さんは、1953年9月28日生まれ。69年に三遊亭遊三へ入門して「三遊亭遊ぼう」となった。その後、73年に二ツ目に昇進し「三遊亭松遊三」と改名。84年の真打昇進から「三遊亭左遊」と改名した。

 得意演目は「黄金の大黒」「釜泥」「二人旅」「ねずみ」。晩年は古典落語を軽快に時に重厚に巧みに演じ分けるいぶし銀の噺家だった。持病の悪化により高座復帰は難しいということで引退の旨を申し入れて以降、芸術協会には「会友」として在籍。

 最後の高座は2017年2月5日、浅草演芸ホールでの演目「薮医者」だった。

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