【アトムの童】山崎努の怪演にネットざわつく「やっぱりバケモノ俳優さん」「すげぇわ」
山崎賢人が主演を務めるTBS日曜劇場「アトムの童」(午後9時)の第8話が、4日に放送された。
第8話、興津に背中をかかせて一言「おれ、ボケてる?」
山崎賢人が主演を務めるTBS日曜劇場「アトムの童」(午後9時)の第8話が、4日に放送された。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
今回は、窮地に陥った大手IT企業「SAGAS」の命運を握る人物として、山崎努演じる伊原総一郎が登場。山崎努の圧倒的な演技力に称賛の声が挙がっている。
かつて、「ジョン・ドゥ」名義で人気ゲームを開発した天才ゲーム開発者・安積那由他(あづみ・なゆた/山崎賢人)と友人の菅生隼人(すごう・はやと/松下洸平)は、大手IT企業「SAGAS」の社長・興津晃彦(オダギリジョー)との因縁がきっかけで解散していた。しかし老舗玩具メーカー「アトム玩具」の一人娘・富永海(とみなが・うみ/岸井ゆき)と出会ったことから「ジョン・ドゥ」を再結成。アトムで新たなゲームを作ることに。
しかしSAGASはアトム玩具を買収し、アトム玩具の技術「アトムロイド」を自社のものにした。すると大財閥の投資会社「宮沢ファミリーオフィス」がSAGASの株式を大量に買い占め、市場開放を求めた。「アトムロイド」が世界に流出する恐れを懸念した那由他は、興津に協力することに。株主総会でのプレゼンに向け、「オリンピックで初めてeスポーツに選定されるゲームの開発」に取り組むことになった。
宮沢ファミリーオフィスは、株主総会でのプロキシー(議決権行使の委任状)を巡るプロキシーファイトを提案。株主から過半数以上の支持を得ることで、興津の退陣を画策していた。宮沢も興津も、SAGASの株を8%保有している大株主・伊原総一郎の委任状を求めていた。
伊原は体調を崩し表舞台からは遠ざかっているものの、業界内での存在感・発言力は健在。過去に伊原と縁のある興津は、部下の小山田賢雄(皆川猿時)を向かわせるが、体調不良を理由に対面を断られた。不満げに玄関で帰り支度をする小山田の背後に、突如、車いすに乗った伊原がたたずむ。
じっと小山田を見つめる伊原は、渡された興津からの手紙を一目見ると、封も開けずに「はいどうぞ」と小山田に突き返す。「ちょっと貸して」と、小山田が使っていた靴ベラを受け取ると、「あぁ~」と背中をかきながら、「あなた、あれ? ガリバーの関係者?」とよくわからない言葉を発する。「いやぁ、ガリバーに会いたいなぁ」とつぶやいて不気味に笑う伊原。
この登場シーンにSNS上では、「山崎努さんの存在感えぐ」「くせつよ」「すごい貫録」「登場しただけて圧倒的存在感・迫力の山崎努さんすげぇ」「怪演って言われるやろこれ……すげぇわ」とその演技に称賛の声が続いた。
興津は自ら伊原に会いに行き、緊張の面持ちで正座して頭を下げた。伊原は「偉くなったなぁ……ガリバーみたいだ」とつぶやく。興津が委任状について尋ねると、伊原はまたも背中をかきながら、「ガリバーと……それを捕らえんとする軍隊。双方の言い分を聞いてから」と答える。さらに「ガリバー、ちょっと、かいてくれ」と興津に背中をかかせた。
興津が戸惑いながら背中をかくと、「人様に、背中をかいていただく。本当に気持ちいい」と穏やかな顔を見せる伊原。しかしその瞬間、「おれ、ボケてる?」と静かに質問する。答えられない興津に、「もしそう思うなら、きみの負けかもな」と伝えるのだった。
静かに相手を圧倒する伊原の貫録に、SNS上では「山崎努さんはやっぱりバケモノ俳優さん。至福の名優さん」「独特の深みのある表現力たまらなく良かった」「オーラが凄い」「いるだけで空気が締まるね~」といったコメントが相次いだ。
※山崎賢人と山崎努の「崎」の正式表記はたつさき