吉川愛がテレ朝ドラマ初主演 久保田紗友&井上祐貴とストリーマー役「イマドキ感あるお話」

俳優の吉川愛が、2023年1月6日スタートのテレビ朝日系ドラマ「やっぱそれ、よくないと思う。」(毎週金曜、午後11時15分)でテレ朝ドラマ初主演を務めることが5日、分かった。併せて、岡山天音、久保田紗友、井上祐貴の出演が発表された。

ドラマ「やっぱそれ、よくないと思う。」で吉川愛がテレ朝ドラマ初主演【写真:(C)テレビ朝日】
ドラマ「やっぱそれ、よくないと思う。」で吉川愛がテレ朝ドラマ初主演【写真:(C)テレビ朝日】

2023年1月6日スタート ドラマ「やっぱそれ、よくないと思う。」

 俳優の吉川愛が、2023年1月6日スタートのテレビ朝日系ドラマ「やっぱそれ、よくないと思う。」(毎週金曜、午後11時15分)でテレ朝ドラマ初主演を務めることが5日、分かった。併せて、岡山天音、久保田紗友、井上祐貴の出演が発表された。

 本作は、上新井田みどり(吉川)、園木佳奈(久保田)、池照海(井上)の3人組ストリーマー「ポン・ポコ・ピー」は壊滅的に面白くないが、毎度動画配信の再生回数の少なさに悩んでいた。「このままでは実家の酪農を継がなくてはならない」と危機感を抱いた上新井田は、「この際なんでもやる」と園木と池照に宣言し、「今まで誰とも付き合ったことのなさそうな男にかわいい女の子をアプローチさせてみて、それをドキュメンタリー風に配信する」という池照の無茶な企画に乗せられ、誰とも付き合ったことがない男の石橋渉(岡山)に告白し、交際を開始するという動画配信を舞台にした新感覚の胸キュンドラマだ。

 吉川は、ストリーマーになりたいと動画制作を始めるも再生数に伸び悩み、思案の末にドッキリ系のドキュメンタリーに手を出してみる、という、まさに“イマドキ”な女の子・上新井田みどり(かみあらいだ・みどり)を演じる。

 吉川演じる上新井田と“嘘の恋愛”をすることになるドッキリのターゲット・石橋渉(いしばし・わたる)役には岡山。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」や「最愛」などで独特の存在感を放ってきた岡山が、今作では吉川に騙(だま)され、嘘の恋愛を始める冴えない男を演じる。そして上新井田とともに3人組ストリーマー「ポン・ポコ・ピー」として活動する園木佳奈(そのき・かな)と池照海(いけてる・かい)を演じるのは、久保田と井上。

 今作の脚本を手掛けるのは、ソフトバンクモバイル「ホワイト家族」シリーズや、東京ガスの「ガス・パッ・チョ!」、家庭教師のトライ「ハイジ」シリーズなど、話題のCMを世に送り出し続けてきたCMプランナー・澤本嘉光氏。CMだけでなく、乃木坂46のミュージックビデオ制作や小説・映画脚本の執筆、そして作詞家としても活躍するクリエイターがテレビ朝日と初めてタッグを組む。演出はCMディレクター・伊勢田世山氏が担当。「日清」、「ZOZOTOWN」、「au」など数々のヒットCMを手掛けてきた新進気鋭のディレクターが澤本氏と組み、新しいテレビドラマを生み出す。

 今作の主題歌を歌うのは、四国、愛媛発の男女ツインボーカルパンクバンド、LONGMAN。本作ために書き下ろした青春ラブソング「愛を信じたいんだ」が、爽やかにドラマを彩る。

 また、動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」では、地上波でのドラマ放送終了後に、オリジナルコンテンツ「やっぱそれ、よくないと思う。大盛り。」の配信が決定。地上波ドラマの裏側で、上新井田の身に実はこんなことが起きていた……という“秘密のエピソード”が見られる予定だ。

岡山天音「久保田さんと井上さんのストリーマーっぷりがツボ」

 出演者のコメント全部は以下の通り。

○吉川愛
「最初に台本を読んだときは、ほんわかするコメディーで“イマドキ感”があるお話だなと思いました。どんな空気感になるのか、イメージは湧きづらかったのですが、何回も読んでいると楽しくて、本番当日が楽しみでした。私が演じる『みどり』は、根は良い子で周りのことを意外と見ている女の子。でも(岡山天音さん演じる)石橋くんにキツすぎると根っからの悪い子の印象になってしまうと思い、その態度などは気をつけつつ、いい塩梅を探りながら挑んでいました。

 岡山さんはじめ、久保田紗友さん、井上祐貴さんとは、最初はどう話したらいいかわからなかったのですが(笑)、ロケをしているうちに打ち解けていき、お弁当を一緒に食べたりするように……。演じている私たちもすごく楽しみながらできましたし、笑えたり、胸がギュッと熱くなったりできる面白い作品です! ぜひ楽しんで見ていただけたらうれしいです」

○岡山天音
「台本からとてもポップで楽しい世界が広がっていたので、最初に読んだときからそこに思う存分乗っかりたいと思いました。エンターテインメント的な仕掛けもたくさん散りばめられて、それが世山監督の演出によってよりアトラクション度を増した作品になる気がしています。本来なら交わらなかったであろう人生たちが、ひょんな事から交差し、少しずつ心と心が近づいて行くお話はやはり美しく、改めて好きだなと感じました。僕が演じた石橋は、不器用で平均的な事を成せない性質を持った人。ただ、それ以上に無垢な心や、彼固有の世界を持っているとても魅力的な人だとも思います。みんなが出来る事が出来なくても、それに一体何の問題があるのか、と思わせてくれるようなキャラクターで、簡単に語れる肩書きや表面的な物よりも、1人の人として、その人を見つめる大切さを役から教えてもらいました。

 吉川さんが演じられた上新井田さんは、僕が演じた石橋とは対局に位置するキャラクターでしたが、吉川さんからは石橋みを感じました。現場で、なんとないお話をさせていただきましたが、彼女自身の世界観を持っていて、お話を聞くのがとても楽しかったです。久保田さんと井上さんのストリーマーっぷりが個人的にはとてもツボです。お2人の力でドラマがとても華やかな物になっていて、僕の居ないお2人のシーンを観るのが今から楽しみです。最近、コストをかけずに1人で過ごす事を選択している人が増えている気がします。そこにも喜びや豊かさはあると思うのですが、今作は人と交わる事も面白いよと教えてくれている気がします。傷付いたり、傷付けたり、一見ストレスの多い他者との交流も、そこでしか知り得ない体験というものがある気がしています。シンプルに観て楽しんでいただける作品だとも思いますが、そういったメッセージまで届いてくれるとうれしいなと思います。

○久保田紗友
「脚本を読ませていただいた時、なんともシュールな世界観と登場人物全員が愛おしかったので、世山監督の演出と掛け合わせられるとどのような作品ができるのかとても楽しみになりました。私が演じた園木はその中でも自由に立ち回ることができる、型にはまらない役で、こういう役を今まで演じたことがなかったので、今回どれだけ“遊べる”かが楽しみであり、ぜひトライしてみたいなと思いました。園木は動画配信制作に誰よりも貪欲で映像ヲタク、動画配信で売れるためなら手段を選ばない、自分のファッションに関してもこだわりの強い女の子です。私が何役で出演しているのかわからないくらいなところを目指して演じさせていただきました(笑)。

 演じる上で吉川さんと井上さんとのチームワークやテンポ感は大事ですが、特に井上さんとのコンビネーションが重要だったので、お互いどのように芝居をするかは常に相談しながら撮影を進めていきました。井上さんとは今回2度目の共演ということもあって、とてもお芝居しやすかったです。吉川さんは冷静さと可愛らしさが両立している方で、撮影日数がそこまであったわけではないので、もう少しお話ししたかったのが心残りではありました。岡山さんとは今回3度目の共演でしたが、ストイックさに毎回刺激を受けます。今回は終始岡山さん演じる石橋の動きのキュートさにほっこりさせていただきました。

 新しい形のストリーマーのドラマができたと思います。そして、皆さんが今までイメージしていないような久保田紗友をお見せできる作品になったかと思います。とにかく無茶なことが起こるドラマですが、コミカルで、クスッと楽しんでいただける部分もありつつ、さまざまなことが以前よりも気軽に発信しやすくなった現代で、改めて人として大切な感覚を考えるきっかけになってくれればうれしいです。ぜひ沢山の方に観ていただきたいです!」

○井上祐貴
「動画配信が題材というとても現代的な内容の作品で、ストリーマーだからこその発想からなのか、言動もやはり独特で……。脚本の中のキャラの濃い人たちを皆さんがどのように演じられるのかなあと考えると、一緒にお芝居をするのがとても楽しみでした。僕が演じた池照は自信家なお調子者です。なんだかんだ、自分なら自分たちならいける、と本気で思って生きてきた男の子。それが動画配信を始めて人生初の大きな壁にぶち当たる。でも苦戦しながらも楽しんで取り組む姿勢も池照だなと思いながら演じました。こだわった点としてはサムネイルの撮影。ポンポコピーメンバーとの距離感も絶妙なサムネイルになっていると思います。オンとオフの差が激しい池照に共感しながら演じていたのでとても楽しかったです。

 吉川さんはとても気さくでお話ししやすい方でした。好きな音楽の話になるとわかりやすくテンションが上がっていた印象です。岡山さんは出演作の監督に共通する方がいたりして、お仕事の話をすることが多かったです。舞台の話や映画の話をすることが多かったですが、もっといろいろ聞けばよかったなぁと思っています。久保田さんはサウナにハマっているらしく、久保田流サウナの極意を熱心に語っていました。僕もよくサウナに行くので、それを聞いた時に人によっていろんな入り方があるんだなと思いました。再生回数が全然伸びない“悩める若きストリーマー”たちの青春物語。とても笑えてそして泣けてときにキュンとします。3人が起死回生のために考えた“ドキュメンタリー風企画”がどういう結末を迎えるのか、ぜひ楽しみにしていただきたいです」

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