【クロサギ】黒崎の敵・宝条の詐欺手口が明らかに あくどい銀行にネット「恐ろしや」「えぐすぎる」
King & Princeの平野紫耀が主演を務めるTBS金曜ドラマ「クロサギ」(午後10時)の第7話が、2日に放送された。
黒崎の敵・宝条の詐欺手口も明らかに
King & Princeの平野紫耀が主演を務めるTBS金曜ドラマ「クロサギ」(午後10時)の第7話が、2日に放送された。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
今回は銀行が行う「導入詐欺」の仕組みが明らかとなり、そのあくどい手口に反応する声が挙がっている。
同作は、平野演じる詐欺によって家族を失った主人公・黒崎高志郎(くろさき・こうしろう)が、「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。原作は黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズ。
15歳の時、詐欺被害に遭った父が起こした事件をきっかけに家族を失った黒崎は、詐欺師への復讐(ふくしゅう)を決意。詐欺師界のフィクサーで甘味処「かつら」の店主・桂木敏夫(三浦友和)のもとで詐欺師の情報を得ながら、金銭狙いの詐欺師「シロサギ」や恋愛詐欺師「アカサギ」などを狙う「詐欺師のみをだます詐欺師“クロサギ”」となった。
父を騙した詐欺師・御木本(みきもと/坂東彌十郎)を潰した黒崎は、さらなる敵(かたき)・宝条兼人(佐々木蔵之介)にたどり着いた。宝条は「導入詐欺」の手口を使い、ひまわり銀行の執行役員に昇りつめていた。
黒崎は、全国のひまわり銀行の中でも大きな成果をあげている“選ばれし支店長”の中から、首都中央支店長の牛山彩子(山口紗弥加)に目をつける。
首都中央支店を訪れ、牛山と融資係の薮内(山岸門人)に接触。その際、「人殺し!」と怒鳴り込みに来ていた根岸悦子(北浦愛)と飯田茉奈(莉子)姉妹に出会う。悦子の夫で料理人の礼二(福山翔大)は、銀行の提案に従ってローンを組んだ結果、自ら命を絶っていた。その担当者が薮内だった。
薮内はレストラン運営に行き詰まった礼二に7000万円の住宅ローンを組ませ、5000万円で自宅を購入させていた。残りの2000万円をレストラン運営資金にあてたものの、コロナ禍で経営が悪化。薮内はさらに2000万円の追加融資を組ませ、返済に行き詰まった礼二は死を選んだ。
しかし薮内は、悲しみに暮れる悦子と茉奈に「自宅を差し押さえる」と伝える。住宅ローンは団体信用生命保険で完済したものの、追加融資分が残っており自宅が担保になっていた。銀行員が実績を作るためにわざとローンを組ませたと悟った黒崎は、「あんたたちをだましたシロサギ、俺が喰ってやるよ」と、2000万円を取り返す決意をする。
宝条が6年前に黒崎の父親に行った導入詐欺も、同じ仕組みだった。御木本から詐欺にあい多額の借金を抱えていた父親は、ひまわり銀行の融資だけでは足りない状況に。追加融資を断られた父親は、宝条から言われるまま、自宅を担保にさらに金利の高い「ひばりファイナンス」から3000万円を借りた。
宝条は、融資した3000万円を一旦ひまわり銀行の口座に預けるように指示し、1か月経てば引き出せると説明。しかし1か月後、預けた3000万円はすでにひまわり銀行の返済にあてられていた。父親には金利の高い借金が残り、自宅も失うことに。御木本にだまされ、宝条にとどめを刺された父親は、無理心中をはかったのだった。
当時、宝条はひまわり銀行から出向し、ひばりファイナンスで不良債権の回収を行っていた。返済能力のない者にファイナンスから借金させ、銀行に返済する仕組みを生み出した宝条は、各地の支店で業績を上げてひまわり銀行に返り咲き、執行役員まで昇りつめたのだった。
あくどい銀行の手口にSNS上では、「銀行恐ろしや」「銀行が詐欺ってタチ悪!」「銀行はプロだと思うじゃん! まさか詐欺だと思わないじゃん!」と驚きの声が。また黒崎の父親を追い込んだ宝条に、「残酷だな……」「詐欺えぐすぎる……」「宝条許せない」と怒りの声が挙がっている。