中村獅童、FF10歌舞伎化に驚き 尾上菊之助とは約10年ぶり共演「とってもうれしかった」

歌舞伎俳優の中村獅童が29日、都内で行われた「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」の製作発表会見に出席した。

会見に出席した中村獅童【写真:ENCOUNT編集部】
会見に出席した中村獅童【写真:ENCOUNT編集部】

再共演に「とってもうれしかった」

 歌舞伎俳優の中村獅童が29日、都内で行われた「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」の製作発表会見に出席した。

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「ファイナルファンタジー」(FF)シリーズの第10弾として2001年に発売された「ファイナルファンタジーX」は、大いなる脅威“シン”に立ち向かう少年ティーダと少女ユナの切ない物語を描く。世界累計出荷およびダウンロード販売数は2100万本以上を記録し、シリーズ屈指の人気タイトルとなっている。

 ゲームを歌舞伎化するのは世界初の試みとなる。事の発端は20年の春。尾上菊之助から電話をもらい、企画について知らされた獅童は「びっくりした」と驚きを隠せなかった。「コロナ禍で緊急事態宣言が出ている中、今後の生き方や歌舞伎界のことを考えているときにお電話をもらい、熱い気持ちを聞かせてもらった。賛同すると同時に菊之助さんについていこうと思った」と当時を振り返った。

 菊之助との共演は約10年ぶり。獅童は「なかなかご一緒する機会もなく、プライベートでもあまりお会いにならなかったのでびっくり。でもお話をもらって、うれしかったですね。熱い気持ちを聞いて、いろんなことを考えているんだなって。10年近く共演もなかったし、とってもうれしかった」と再共演を喜んだ。

 冷静沈着で厳格な剣士・アーロンを演じるが、衣装合わせ済み。「衣装に袖を通してテンションあがりましたね。いまから演じるのが楽しみですし、何にせよ新しいものを作れる喜びが1番大きい」と初めての挑戦に笑顔をみせた。

 公演は前後編の通しで、長時間となることは必至。企画発表時、ツイッターで「長時間は死ぬ」という意見を目にした菊之助は、優しい座り心地を提供するシートクッションを完備することを決意。「腰とおしりは優しいものにしないと通しは難しい。これで安心して旅できるのでは」と対策案を明かし、会場を和ませた。

「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」は来年3月4日から4月12日までIHIステージアラウンド東京にて上演される。

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