新海誠、デビューは50人の劇場で自主制作映画 観客動員460万人には「ピンとこない」

監督の新海誠が28日、都内で開催された映画「すずめの戸締まり」(11月11日公開)の御礼“お返し申す”舞台あいさつに出席した。

「すずめの戸締まり」の御礼“お返し申す”舞台あいさつに登壇した新海誠【写真:ENCOUNT編集部】
「すずめの戸締まり」の御礼“お返し申す”舞台あいさつに登壇した新海誠【写真:ENCOUNT編集部】

「50人からの拍手でもその後の人生が変わるくらいの大きなインパクトがあった」

 監督の新海誠が28日、都内で開催された映画「すずめの戸締まり」(11月11日公開)の御礼“お返し申す”舞台あいさつに出席した。

軽トラからセンチュリー、バイクにバギー…大御所タレントの仰天愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)

 「君の名は。」「天気の子」に続く、新海監督の3年ぶりとなる最新作。公開から17日間で、観客動員数460万人、興行収入62.6億円を突破した。同イベントには、宗像草太役の松村北斗、岩戸鈴芽役の原菜乃華も登壇し、映画鑑賞者から寄せられた質問に答えた。また、フォトセッションではダイジン役の山根あんがサプライズで登場し、新海監督に花束を贈呈した。

 観客動員数が460万人を超えたことについて新海監督は「数字が大き過ぎてピンとこないですね……。デビューは50人の小さな劇場で、自主制作で作った映画からスタートしたんですけど、あの時の50人からの拍手でもその後の人生が変わるくらいの大きなインパクトがあったので、460万人はちょっとわからないです」と戸惑っていた。

 映画鑑賞者からの疑問に答える場面では、芹澤朋也役を演じた神木隆之介から「僕のことどう思いますか」という内容の質問も。新海監督は「神木くんと初めて会ったのは『君の名は。』のアフレコだったんですけど、あの時『3月のライオン』と並行してやっていたから彼はすごく疲れていて、アフレコとアフレコの合間よく寝ていたんです。もちろん彼は必死にやってくれて、底の知れなさを今思い出しましたね」と回想した。

 さらに「僕は映画が公開されてから反響が心配で心配で、夜に眠れなくて1人で大衆居酒屋のカウンターでお酒を飲んでいたら、たまたま神木くんから『今、何やっているんですか?』って連絡が来て、その場に駆けつけてくれて2時間くらい僕はお酒飲んで、神木くんはラーメンを食べていましたね。友達を自然に心配してくれるところが芹澤っぽいなと思いました」と神木との秘話を紹介していた。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください