ロイヤルホスト、パンケーキの改良は「未定」 審査員のシェフ中傷に「当惑しております」

チェーン店のメニューを一流料理人がジャッジしていくTBS系の人気番組「ジョブチューン」がロイヤルホストの看板メニュー「パンケーキ」を「不合格」と判定、審査を担当したシェフへの中傷が起こるなど波紋が広がっている。一流シェフから酷評された放送やその後の騒動を受け、パンケーキのメニューに変更はあるのだろうか。ロイヤルホストに聞いた。

ロイヤルホストにパンケーキの今後を聞いた【画像:ロイヤルホスト公式ホームページより】
ロイヤルホストにパンケーキの今後を聞いた【画像:ロイヤルホスト公式ホームページより】

審査を担当したシェフへの中傷が起こるなど波紋が広がっている

 チェーン店のメニューを一流料理人がジャッジしていくTBS系の人気番組「ジョブチューン」がロイヤルホストの看板メニュー「パンケーキ」を「不合格」と判定、審査を担当したシェフへの中傷が起こるなど波紋が広がっている。一流シェフから酷評された放送やその後の騒動を受け、パンケーキのメニューに変更はあるのだろうか。ロイヤルホストに聞いた。

 問題となったのは26日の放送回。450円(税込み495円)で注文できる看板メニューのパンケーキに対し、番組に出演した一流シェフらは「すごくケミカルな味」「古い形にこだわりすぎ」「家庭のフライパンでも焼ける」などと辛口意見を連発した。合格1人、不合格6人という評価に、ロイヤルホストの料理長らが発する言葉も無く、うつむく様子が映し出された。

 この放送に、SNS上では「ちょっと信じられないジャッジ」「審査員の評価が全く理解できない」「すっごく文句言われてて信じられん」「不合格とか有り得ない」「ロイヤルホストは絶対味を変えないでほしい」といった擁護の声が噴出。ツイッターでは「ジョブチューン」や「ロイヤルホスト」「ロイホのパンケーキ」といった単語が軒並みトレンド入りした。

 放送から一夜明けても騒動は収まらず、ジャッジを担当したシェフのレストランのレビューには「クソマズイ」「許さない」などの書き込みが行われ、「最低」評価が続々。シェフへの中傷が繰り返される事態となっている。

 気になるのは今回の放送や騒動を受け、ロイヤルホストがパンケーキのメニューを一新するのかどうかというところ。ロイヤルホストを運営するロイヤルホールディングス株式会社はENCOUNTの取材に「(放送を受け)さまざまなお声をいただいておりますが、個別の内容については差し控えさせていただきたいと存じます」と文書で回答。

 審査員を務めたシェフへの中傷にまで発展している現状については「少し当惑をしておりますが、ロイヤルホストの伝統や味に対するみなさまの想いのようなものを受け止めて、これからも美味しい料理とホスピタリティーのあるサービスを提供してまいりたいと考えています」と返答を寄せた。

 気になるパンケーキの今後については「未定です。パンケーキに限らず全てのお料理についてこれまでと同様、お客さまに喜んでもらえるように、守るべき伝統は守り、改良すべきところは改めるという考え方で開発に取り組んでまいります」としている。

「ジョブチューン」をめぐっては今年1月にもファミリーマートのおにぎりを酷評した審査員が炎上。同シェフの店や名字が同じだけの無関係の店のレビューも荒らされる騒動が発生し、番組公式ツイッターが誹謗中傷や迷惑行為をやめるよう投稿するほどの騒ぎとなっていた。

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