【舞いあがれ!】大迫力の飛行シーンは“朝ドラ初”の技術駆使 担当者明かす撮影舞台裏
女優の福原遥がヒロイン・岩倉舞を演じるNHKの連続テレビ小説「舞いあがれ!」(毎週月~土曜、午前8時)について、制作統括・熊野律時氏が取材に応じ、撮影の舞台裏の様子などを紹介した。物語は東大阪や五島列島を舞台に、舞が空への夢に向かって奮闘する姿を描く。
ヒロイン・岩倉舞が航空学校で操縦かんを握ってフライト
女優の福原遥がヒロイン・岩倉舞を演じるNHKの連続テレビ小説「舞いあがれ!」(毎週月~土曜、午前8時)について、制作統括・熊野律時氏が取材に応じ、撮影の舞台裏の様子などを紹介した。物語は東大阪や五島列島を舞台に、舞が空への夢に向かって奮闘する姿を描く。
29日放送の第42回からは、航空学校のフライト課程に進んだ舞が、操縦かんを握っての飛行訓練に臨む初フライトのシーンが登場した。飛行シーンはどう撮影しているのか。撮影の苦労話も聞いてみた。
「福原さんが実際に飛行機に乗っている部分も一部ありますし、さまざまな手法を組み合わせて、臨場感ある映像を実現しています」
言いにくいこともあると思うが、もう少し具体的に苦労話をたずねてみた。
「とても大変でした。実際に帯広の航空大学校でロケもしていますし、飛行シーンも実機に乗って撮っている部分もあります。もちろん操縦はプロがやっています。あとはスタジオであるものを作って撮影をしたり、朝ドラでは初めての技術も駆使して臨場感のある飛行シーンを撮っています」
やはり詳細なタネ明かしは難しいようだが、朝ドラでは異例の迫力ある飛行シーンになっている。
「実際の飛行機を飛ばしたりしつつ、俳優さんのお芝居といろんな映像技術を含めて、限られた期間ですが、スタッフ、キャストが頑張って苦労して撮りました。臨場感とともに迫力のある映像になっているかと思っています。ぜひ、たっぷり見て楽しんでほしいと思います」
NHKは、福原ら出演者が法律を遵守し、国土交通省に申請し、身体検査や事前にきちんと講習を受けた上で、コックピットで操縦かんに触ったりできる航空機操縦練習許可書を取得した上で撮影に臨んでいるという。また、基本的に訓練機には操縦かんが教官側にもついているのでプロが操縦している中で撮影していると説明した。