広瀬すず、キンプリ永瀬廉と“青春ラブストーリー”で初共演 火10でTBS連ドラ初主演

俳優の広瀬すずが、2023年1月期火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(午後10時)でTBS連続ドラマ初主演を務めることが28日、分かった。また、人気グループ「King & Prince」の永瀬廉と初共演を果たす。

「夕暮れに、手をつなぐ」で共演する広瀬すず(左)と永瀬廉【写真:(C)TBS】
「夕暮れに、手をつなぐ」で共演する広瀬すず(左)と永瀬廉【写真:(C)TBS】

北川悦吏子による当て書きラブストーリー「夕暮れに、手をつなぐ」

 俳優の広瀬すずが、2023年1月期火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(午後10時)でTBS連続ドラマ初主演を務めることが28日、分かった。また、人気グループ「King & Prince」の永瀬廉と初共演を果たす。

 本作は、九州の片田舎で育った浅葱空豆(あさぎ・そらまめ)が、幼なじみの婚約者を追って上京した先で、音楽家を目指す青年・海野音(うみの・おと)と運命的で衝撃的な出会いを果たすことから始まる。それっきり、もう一生会うことはないと思っていた2人だったが、なぜか2人は東京の片隅で下宿生活を送ることになる。とっくに恋に落ちているのに、なかなか恋が始まらない夢追う2人の、世界で一番美しい青春ラブストーリー。

 主人公・空豆を演じるのは、本作がTBSドラマ初主演となる広瀬。九州の片田舎でのびのびと育った空豆は、男勝りな性格と行動力で竜巻のように周囲の人をひきつけるエネルギーとすてきな笑顔を持つ野生児みたいな女の子。その野生児っぷりに「猿」や「猪」と呼ばれることも。独特な九州なまりがかわいらしく、天真爛漫(らんまん)で屈託なく育ったように見えるが、実は胸の奥にはいろいろな思いを抱えている。音と出会いひとつ屋根の下で暮らす中で“ファッション”に目覚めていくという役どころだ。

 そんな空豆と運命的に出会う青年・音を演じるのは、近年は俳優として華々しく活躍する永瀬。本格ラブストーリーに挑戦するのは今作が初となる。音は大学卒業後、親の反対を押し切って就職せずに音楽の道を選んだ。フリーターをしながら、パソコンで楽曲を制作しリリースする、いわゆる“コンポーザー”として成功を目指す青年。レコード会社と契約はしているものの、鳴かず飛ばずでくすぶっている。普段は珈琲店でアルバイトをしている、さえない平凡な男の子だ。空豆と出会ったことで、刺激を受け、諦めかけていた夢にもう一度向き合うようになる。

 今作が初共演となる広瀬と永瀬。そろって撮影初日に挑んだのは、空豆と音が衝撃的で運命的な出会いを果たした後のシーン。初日から息の合った掛け合いを見せ、和やかな雰囲気で撮影がスタートした。

 そんな2人の物語をつづるのは、「愛していると言ってくれ」(TBS)、「Beautiful Life ~ふたりでいた日々~」(TBS)、「ロングバケーション」(CX)など、これまで数々の恋愛ドラマを生み出してきたラブストーリーの名手・北川悦吏子氏。近年もNHK連続テレビ小説「半分、青い。」や「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(NTV)など精力的に連続ドラマを執筆しているが、今作のように王道の“青春ラブストーリー”を手がけるのは、04年の「オレンジデイズ」(TBS)以来、実に19年ぶりとなる。

北川悦吏子氏「あっと驚く当て書きをしております」

 広瀬、永瀬、北川氏のコメント全文は下記の通り。

○広瀬すず
「北川悦吏子さんの青春ラブストーリー、憧れしかありません。こんなにも贅沢(ぜいたく)な時間を、愛おしい時間を、体感できるなんて。打ち合わせの時点で、空豆にピッタリとおっしゃってくださいました。うれしい、うれしいけど、あれ、私は北川さんから野生的に、猪に見えているの? と疑問を抱いたのは隠せませんが……! 胸を張って全員を引きずり回せるよう、努めていきます!(笑) 言葉の紡ぎ方、交わした方、心トキメキます。ぜひお楽しみに!」

○永瀬廉
「数々の、記憶に残る恋愛作品を生み出されてきた北川悦吏子さんの青春ラブストーリーの世界に参加させていただけることを、とてもありがたく、光栄に思っています。僕が演じさせていただく海野音は、普段はクールっぽくみせている23歳の男の子ですが、空豆や他のキャラの濃い登場人物たちに振り回されると、思わず、素の関西弁でツッコんでしまうようなお茶目な一面もあります。空豆と音がどのような夢を見つけるのか、2人の関係はどうなっていくのか、僕自身も、とても楽しみで仕方がありません。週の前半から、ドキドキ、ワクワク、どこか懐かしい気持ちにもなれる青春ラブストーリーになると思います。ぜひ、ご覧ください」

○北川悦吏子
「何でだか青春ラブストーリーがとてつもなく書きたくなりました。火がついたように書きたくなりました。23歳。青春の終わりかけ。そこは、甘くて切なくて辛くて痛い日々でしょうか? 笑顔の日々でしょうか? あの時代にしか、あの頃にしかない輝きと、そしてそれが必ず失われていく寂しさを、もう一度書きたくなりました。きっと今までも書いてますが。今までのどの作品よりも鮮烈に。広瀬すずさんと永瀬廉くん。ずっと書きたかったおふたりです。完全なる、あっと驚く当て書きをしておりますので、お楽しみに」

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