小川直也氏、会見で憤怒 猪木さん追悼興行にプロレスラーからの参戦表明ゼロ「どういうことなんだ」
アントニオ猪木氏の追悼大会「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」(12月28日、東京・両国国技館)で猪木軍の総監督を務める元プロレスラーで格闘家としても活躍した小川直也氏が25日、同大会第1弾対戦カード発表の記者会見で机をたたきつけ、怒りをあらわにした。その矛先はRIZINの榊原信行CEOだ。
「四十九日だけ来てさ、肝心のイベントに出なかったらプロレスラーじゃねえじゃん」
アントニオ猪木氏の追悼大会「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」(12月28日、東京・両国国技館)で猪木軍の総監督を務める元プロレスラーで格闘家としても活躍した小川直也氏が25日、同大会第1弾対戦カード発表の記者会見で机をたたきつけ、怒りをあらわにした。その矛先はRIZINの榊原信行CEOだ。
なんでも榊原氏は今大会のスーパーバイザーである(大会プロデューサーの谷川貞治氏談)にもかかわらず、いまだ協力の姿勢を見せてくれないのだという。今大会は9試合のマッチメイクが組まれる予定であるが、この日発表されたのは5試合。ほかにも前K-1 WORLD GPスーパーウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノルと元Bellator世界ミドル級王者のラファエル・ロバト・ジュニアの参戦が決まっているが対戦相手は未定だ。残り2試合に関しても大会約1か月前にして白紙の状態だという。小川氏が話す。
「令和猪木軍、名乗りを挙げてこいと言った中で今回頼もしい選手たちの発表が今日あったんですけれど、僕のなかではこれでいいのかと正直思っています。みんなで協力しよう、この追悼イベントを成功させようと言っているんですが、肝心のプロレスラーが名乗りをあげていない。新日本プロレス、全日本プロレス、ひとりも選手がいない。どういうことなんだ。聞いた話と違うじゃねえか! RIZINはRIZINで協力してくれるって話があったんだけれど、ふたを開けてみたらぜんぜん話が違うじゃねえか!」
対戦カードに名前を連ねた10名のなかには関根シュレック秀樹、シビサイ頌真などRIZINで活躍する選手も含まれているが、いずれも榊原氏が「貸してくれた」わけではないのだという。
小川氏は24日に神奈川・横浜市鶴見区にある曹洞宗大本山総持寺で執り行われたアントニオ猪木氏(享年79)の四十九日法要にも出席。そこで数人の著名プロレスラーたちと話したそうだが、いまだ参加表明はない。
「(自ら)手を挙げてほしい。四十九日だけ来てさ、肝心のイベントに出なかったらプロレスラーじゃねえじゃん。プロレスラーが出場することが、猪木さんが一番喜ぶと思うんだよね。非常に憤っています」(小川氏)
「小川さん急ぎましょうか、花束持って」となだめる谷川氏に対し、小川氏は「(榊原さんと)昨日話したんじゃないの?」と詰め寄った。すると谷川氏は「昨日も四十九日で会いましたね。一緒にサッカーの試合を観ながら……」としどろもどろに。小川氏は「なんの話してんだよ! 谷川君よろしくお願いしますよ」と大会プロデューサーを怒鳴りつけ、闘魂を注入した。