納車したばかりのポルシェ・ボクスターで夢見心地。オーナーは、会社員の井上結梨奈さん（26）だ。人生2台目のマイカーで描く、理想のカーライフとは。

軽トラからセンチュリー、バイクにバギー…大御所タレントの仰天愛車遍歴（JAF Mate Onlineへ）

　アゲートグレーがクールな2013年式の「981 ボクスター」。取材時は納車して約1週間だった。「ずっと『ポルシェはかっこいいな』と思っていたんです。マカン・カイエンといったSUVもいいなと思っていたのですが、たまたまいいものが中古で出たので。ポルシェに詳しい方から『これにしたら？』と勧められて、決めました」。2シーターのオープンカーをチョイスした。

　車好きの父親の影響で、「いつかは自分のクルマを持ちたいな」と思っていた。19歳の時に運転免許を取得。ペーパードライバーだったが、社会人になってから、ポルシェクラブ事務局の関係者や職場の上司に誘われて、レーシングカートを体験。走る楽しさを知ったという。

　初めてのマイカーは2年ほど前に購入した「アバルト 595 ツーリズモ」。乗り換えについてはそこまですぐにとは考えていなかったというが、ポルシェ車に大胆チェンジ。「いつかはということで、5年後ぐらいかなと思っていたのですが、突然きてしまいました（笑）」とにっこり。「アバルトもそうでしたが、街を走っているといろんな方に見られるので、珍しいんだな、と思います」と笑顔を見せる。

　実はゴルフも趣味。アクティブに過ごす週末はドライブとともに、ラウンドを満喫している。ボクスターにクラブなどは載せられないが、事前に荷物を送って、たくさんのゴルフ場を巡る新しい楽しみも増えそうだ。「趣味がおじさん寄りなんですけど（笑）、これからボクスターで長距離ドライブ。週末がもっと楽しみになっています」と声を弾ませる。

“若者の車離れ”と言われるが、マイカーを持つことによって人生がどんどん豊かになることを実感している。「若い女の子がたくさんポルシェに乗るようになれば」。同世代への広がりも“夢”の1つだ。それに、「男の人にクルマに乗せてもらうのではなく、自分で運転して遊びに行く。自分の好きな車を買って、好きなように運転する。そういったスタイルがこれからの時代だと思います。私はそう思っています」と語る。

　そして、「クルマは人生に欠かせない必需品です」。最高の人生の思い出を紡いでいくつもりだ。