伊・独・仏の希少ヒストリックカー110台が都内有名スポットを快走 「まだまだ車の時代は続く」
東京都内を巡るヒストリックカー・ラリー「コッパ ディ 東京(COPPA DI TOKYO)」が23日に行われた。15年目で16回目の開催。希少で多彩な110台が集結し、オーナーたちは自慢の愛車で下町エリアや東京タワー付近を駆け抜けた。
汐留・イタリア街から下町や東京タワーを満喫 「コッパ ディ 東京」16回目の開催
東京都内を巡るヒストリックカー・ラリー「コッパ ディ 東京(COPPA DI TOKYO)」が23日に行われた。15年目で16回目の開催。希少で多彩な110台が集結し、オーナーたちは自慢の愛車で下町エリアや東京タワー付近を駆け抜けた。
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おしゃれでスタイリッシュな雰囲気の汐留・イタリア街がメーン会場。汐留西公園がスタート・ゴール地点となった。この日はあいにくの雨模様となったが、欧州車を中心に、日本車4台、アメリカ車の名車が勢ぞろい。出発時は1台1台の車両が紹介され、「いってらっしゃーい」のかけ声とともに送り出され、駆け付けた見学者は写真を撮ったり、手を振って見送った。
東京の魅力を満喫できるルートは神田明神、上野、浅草(今戸神社)、柳橋、両国橋、築地場外市場の江戸・下町エリアを通り、“山手線”方面へ。麻布・六本木・東京タワーなどを巡ってゴールだ。
イタリアのフィアット、ランチア、アルファロメオ、フェラーリを始め、シトロエン、ポルシェ、フォルクスワーゲン、アストンマーティン、BMWなど欧州の有名メーカー車がズラリ。フェラーリ・ディーノやトヨタ2000GTなど、貴重車が圧巻のオーラを放った。
シボレー・コルベットC1(1962年式)の男性オーナーは、中学の同級生と参加。カーイベントに出ること自体が初めてといい、約2時間半かけてドライブを楽しんだ。「運転はなかなか大変なところもありましたが、途中で景色を眺めることもでき、無事にゴールできてよかったです」。米国の納屋で眠っていた1台を船便で手元に取り寄せて27年。レストアでほぼ当時のままを再現しているといい、「これからはカーイベントにも出て、もっと楽しんでいきたいです」と笑顔を見せた。
「AMC グレムリン」(1972年式)の男性オーナーは「手間がかかるのですが、このクルマに乗ることで楽しさ、ワクワク、そして力をもらえます。元気をもらいたい時にドライブしています」と旧車に乗る喜びについて教えてくれた。
実行委員長の岡田邦雄さんは「きょうは例年以上に珍しい車がそろいました。クルマの楽しさを存分に味わうことができて、雨でも楽しめるのがこのイベントです。クラシックカーに興味を持つ方が増えていますし、まだまだ車の時代は続く。そう感じています」と話した。