プロレス団体「スターダム」が22日、慶應義塾大学のプロレス研究会とコラボイベントを慶應大学三田キャンパスで行った。スターダムからはAZM、天咲光由、レディ・Cが、慶応大からは唯一の女性レスラーである無村架純さんが参加しトークショーで会場を沸かせた。

　東京・港区のど真ん中にスターダムの人気選手が集結。黄色に色づいたいちょうの木の下にどでかく設置された特設リングでトークショーは行われた。

　大学のキャンパス内に入ったことはあるかという問いに対し、恥ずかしそうにエピソードを話すのはレディ・Cだ。「私は女子大だったんですけれど、実は慶應大学のお笑いサークルにお邪魔していました。スタッフとして参加していたことがあって……。さっき知り合いがいたからめっちゃ恥ずかしかった」とほおを赤らめた。

　最近はまっていることを答えるコーナーでは20歳の天咲が意外な回答で会場をざわつかせた。「最近は麻雀にハマっています。もともと麻雀のやり方はしっていたんですけれど、この間初めて雀荘に行きました」と白い歯を見せた。

　トークショーの後にはプロレス技の実演を披露。人気レスラーたちの吐息も聞こえる距離で見られるとだけあって客席は満員。立ち見客も現れるほどの盛況ぶりとなった。

　技を受けるのは無村さん。天咲からはキャメルクラッチ、レディ・Cからはジャイアントスイングを受ける。ここでAZMが先輩レスラーとしての威厳を見せつける。AZMは串刺しドロップキックを無村さんにお見舞い。無村さんをコーナーに立たせると対角線にあるコーナーから走って空を舞い、そのまま決めた。

　これには無村さんはもん絶。あまりの衝撃に転げまわり、マットからしばらく立ち上がれなかった。無村さんは「受け身を取らないからまだ良かったですけれど、ガッてきて、さすがでした」と笑顔で語った。