【アトムの童】ゲームにクレームを入れるボスママにネットは既視感「こういう親って本当にいる…」

山崎賢人が主演を務めるTBS日曜劇場「アトムの童」(午後9時)の第6話が、20日に放送された。

「アトムの童」に登場した”ボスママ”にネット恐怖【写真:(C)TBS】
「アトムの童」に登場した”ボスママ”にネット恐怖【写真:(C)TBS】

那由他「ゲームは親子の大事なコミュニケーションツールになれる」

 山崎賢人が主演を務めるTBS日曜劇場「アトムの童」(午後9時)の第6話が、20日に放送された。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 同作は、大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する通称「インディー」と呼ばれる天才ゲーム開発者・安積那由他(あづみ・なゆた/山崎)が、競争の激しいゲーム業界で大手IT企業「SAGAS」に挑む物語。

 かつて、「ジョン・ドゥ」名義で人気ゲームを開発した那由他と友人の菅生隼人(すごう・はやと/松下洸平)は、SAGASの社長・興津晃彦(オダギリジョー)との因縁がきっかけで解散していた。しかし老舗玩具メーカー「アトム玩具」の一人娘・富永海(とみなが・うみ/岸井ゆきの)と出会ったことから、6年ぶりに「ジョン・ドゥ」を再結成。アトムで新たなゲームを作ることとなった。

 今回から新章に突入。那由他と隼人が新たに手がけた通学路シミュレーションゲームにクレームを入れるPTAママが登場し、SNS上ではざわつく声が見られた。

 SAGASに買収されてしまったアトム玩具。1年の月日が流れ、アトムのメンバーはそれぞれ別々の道を歩んでいた。海は元勤務先・やよい銀行の融資課に契約社員として戻り、那由他はもともと働いていた自動車整備工場で働きながら、学童で子どもたちのお世話をしている。隼人は自動車メーカーに勤務しながら、AIを使った自動車運転技術で実力を発揮していた。

 那由他は学童の子どもたちに、自作のゲームを提供して遊ばせている。喜ぶ子どもたちだが、学童に子どもを通わせる一部の母親からクレームが。特にママたちを率いる“ボスママ”は「ゲームは子どもたちに有害でしなかい」と、学童でのゲームを禁止する。

 一方、別の母親(加藤ローサ)は、那由他が来てくれたことで息子が学童を楽しむようになったという。通学路を一人で帰宅させることが不安だという母親の意見から、那由他は通学路のシミュレーションゲームを作ることを思いつく。

 自動車メーカーで手腕を発揮する隼人に相談を持ち掛ける那由他。2人は再び手を組み、人や社会のためになる「シリアスゲーム」を制作することに。タクシー会社やカーナビメーカーから過去に事故が起きた場所などのデータを提供してもらい、役所のハザードマップまで反映する2人。子どもの安全を考えぬいたゲームは親子たちの間で人気となった。

 しかしPTAに所属するボスママは、学童以外で行われているこのゲームにも口を出し、教頭先生に相談。那由他は謹慎させられてしまう。そこで那由他と隼人は、PTAと教員を説得するためにプレゼンを行うことに。

 しかしボスママは、「ゲームはあくまで遊び道具。おもちゃの延長でしょ? 親は子どもを、学校で勉強させるために通わせてるのであって、遊ばせるために通わせてるわけじゃありません」と否定する。さらに「個人でゲーム作ってるって、そんなの信用できませんよ。もしかして、私たちの子どもで実験させようなんて思ってるんじゃないでしょうね!」と攻め立てた。

 SNS上では「うわぁ……ボスママ……」「こわいわ、このママさん」「こういう親って本当にいるんだよ……小学校あるあるだよね……」とざわめきが。また、「この保護者はゲームに親でも殺されたんか?」「子どもたちのために無償で作って、なんでこんなに文句言われなきゃいけないんだ?」と悔しい気持ちになる視聴者も。

 那由他は、このゲームを親子でやることで、通学路の安全を共に考えることができると説明する。そして「ゲームは親子の大事なコミュニケーションツールになれる。ゲームは決して、有害じゃないと思います」と伝えた。

 結果的に学童でのゲームは禁止になってしまったが、那由他と隼人は「ゲームに否定的な人がいることを知れた」と語る。ゲームは海のはからいにより生命保険会社で採用され、2人には5000万円が支払われた。那由他と隼人は、この資金をもとに売りに出されていたアトム玩具の跡地を買い取り、アトムのメンバーで再始動することを決めた。新たな社名は「アトムの童」に決まった。

※山崎賢人の「崎」の正式表記はたつさき

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