山本左近議員、久々走行で圧巻の走り “特別仕様”レーシングカーでお台場を激走

「JAFモータースポーツジャパン2022」(20日、東京・お台場特設会場)で元F1ドライバーの山本左近衆議院議員が圧巻の走行を披露した。

山本左近議員【写真:ENCOUNT編集部】
山本左近議員【写真:ENCOUNT編集部】

特別仕様のマシン 東京でのフォーミュラE実現へ猛デモ

「JAFモータースポーツジャパン2022」(20日、東京・お台場特設会場)で元F1ドライバーの山本左近衆議院議員が圧巻の走行を披露した。

 山本氏は「フォーミュラE」のデモンストレーションランに登場。白いレーシングスーツに身を包んで姿を現すと、早くもギャラリーの注目を集める。この日のために用意されたオリジナルカラーの“東京仕様車”から手を振って歓声に応えた。

 コックピットでは気合の表情でスタンバイ。そして約7分間に及んだ走行では、切れのあるステアリングで魅了。地上高の低いレーシングカーでじゃりや砂ぼこりを巻き上げながら、加速やターンを繰り返した。

 フォーミュラEは“電気自動車のF1”と呼ばれ、東京は2024年春、東京ビッグサイト周辺でのレース開催を目指している。

 司会から「予定より多く走ってくださいましたよね」と声をかけられた山本氏は、雨予報だった天気が曇りのままだったことに感謝。「路面が濡れてしまうと走れないかなと思っていたので、本当にみなさんのおかげ。久しぶりにフォーミュラEカー乗らせていただいた。みなさん気づいたと思いますけど、エンジンの音がしないんですよね。まさに都会のど真ん中でやるにはうってつけなのがフォーミュラE。イギリスのロンドンだったり、フランスのパリだったり、アメリカのニューヨーク、こういった大都市でやっている。みなさんにもフォーミュラEの魅力をもっと感じてもらいたい」と笑顔を見せた。

 2015年にロンドンでフォーミュラEの大会に参戦経験がある。「ここの道なんて比じゃないくらい凸凹していましたよ。あんなに縦に揺れてあざを作ったのは初めての経験」と振り返った。

 特徴の一つとして「走っている間は、静かです。ピットからスターティンググリッドに着くまでにレースをやっていて初めて観客のみなさんの声が聞こえたんですよ。応援しているみなさんの声がドライバーに直接届く」と、説明した。

「2024春、フォーミュラEと東京都の間で一つの協定が交わされていて、さあフォーミュラEを東京でやろうという、まさにスタートラインに立っている。フォーミュラEをもっと見たい、何十台かで争われるフォーミュラEのレースを見たいと思ってくれる思いが強ければ強いほど、実現に向かっていく」と訴えた。

「東京の街を使ったレース、いかがですか?」と問うと、大きな拍手が上がったが、「日本で公道レースを実施することはまだまだハードルが高い。モータースポーツ議連もしっかりした法律案を作っていかなきゃいけない」と課題も挙げた。

スタートに備え、コックピットに入る【写真:ENCOUNT編集部】
スタートに備え、コックピットに入る【写真:ENCOUNT編集部】

元F1ドライバーとしてモータースポーツファンの拡大熱望

 日ごろから、モータースポーツ普及活動に尽力している。

「ここに集まって来ていただいてるみなさんは魅力をよく知っていると思う。モータースポーツ大好きだよ、車が大好きだよ、あるドライバーが大好きだよ。そういうみなさんにぜひお願いしたい。モータースポーツって素晴らしいんだよ、こんな戦いがあるんだよ、こんな技術開発があるんだよ。こういったことを周りのみなさんにぜひ伝えてほしい。コロナ禍の中でイベントとして中止を余儀なくされてしまったり、正直、開催できなかったレースもある。そういった中でも、多くのファンのみなさんがしっかりと支えてくださった。みんなで一丸となって日本でのモータースポーツ文化を発展させていきたい」と熱弁した。

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