女優の福原遥が主人公・岩倉舞を演じるNHKの連続テレビ小説「舞いあがれ！」（毎週月～土曜、午前8時）について、制作統括・熊野律時氏が取材に応じ、舞が旅客機のパイロットを本格的に目指す航空学校編について語った。

　21日放送の第36回では、舞が航空学校の試験を受け、目黒蓮が演じる柏木弘明が初登場し、舞と一緒に面接試験に臨む様子が描かれた。舞に対して柏木は冷たい態度をとる設定だったが、熊野氏に目黒の起用理由と柏木のキャラクターを尋ねた。

「柏木という人物は、最初は嫌な感じで登場しますけど、航空学校で一緒に頑張っていくチームの中で大事なポジションにあります。プライドが高く近寄りがたい感じと同時に違った面も見せてくれます。チームで一緒にいろんな困難を乗り越えて段々、変わっていくキャラクター。その振り幅の大きい変化を魅力的に演じられる方がいいなと思っていました」

　あらためて目黒の魅力に言及。

「ご本人は、すごくまじめな方。一つ一つのお芝居を大事に丁寧にされています。実直でまじめな努力家タイプの方だなと思います。ニッコリ笑ったときのすてきなさわやかさにドキリとさせられます。序盤は柏木というキャラクターはあまり笑いませんが、無愛想なところからちょっと笑顔を見せたときのギャップはとても魅力的です。今回、大きく変化していく柏木というキャラクターが間違いなく魅力的に映るだろうなと撮影していても思います」

　柏木が舞の恋の相手になる可能性は。

「答えづらいです（笑）。航空学校の仲間たちが深い絆で結ばれていく過程を描いていくので、いろんな面で楽しんで見ていただけると思います」