映画「ある男」の公開初日舞台あいさつが18日、都内映画館で行われ、主演の妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、小籔千豊、坂元愛登、石川慶監督が登壇した。

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　芥川賞作家・平野啓一郎による、「愛」と「過去」をめぐる感動ヒューマンミステリーで、「第79回ヴェネチア国際映画祭」「第27回釜山映画祭」で高い評価を受けている同作。公開初日を迎えたこの日、主演の妻夫木をはじめ豪華ゲストが登場した。

　芥川賞作家・平野啓一郎による、「愛」と「過去」をめぐる感動ヒューマンミステリーで、「第79回ヴェネチア国際映画祭」「第27回釜山映画祭」で高い評価を受けている同作。公開初日を迎えたこの日の舞台あいさつには、主演の妻夫木ほか豪華俳優陣が登場し、作品の見どころを語った。

　妻夫木演じる弁護士の同僚弁護士を演じた小籔。妻夫木から撮影前にマネジャーを通して会食に誘われたことを明かし、「先にご飯を食べて仲良くしておきたいという役者魂にびびって、ドキドキしながら会食させていただいた」と恐縮した。

　また、妻夫木との共演について「撮影中もいっぱいしゃべってくるんですよ。僕はセリフがパンパンだったからあまり話しかけてほしくなかったんですけど……。妻夫木さんは余裕の“ある男”だったんでしたけど、余裕の“ない男”でした」と映画のタイトル「ある男」にかけて話したが、会場は微妙な雰囲気に。小籔は「ちょっと滑りましたね。手応えの“ない男”でした」と自虐していた。

　さらに小籔は「撮影中はすごくフレンドリーだったから、『妻夫木さんと仲良くなった』と思ったのに、撮影終わったらめっちゃよそよそしい」と妻夫木をチクリ。すると妻夫木は「ちょっと待ってください。ウソつかないでください！」と大慌て。小籔の“口撃”を受け、「怖い怖い、好感度を下げにかかってきた」と冷や汗をぬぐっていた。