FENNEL・Curumi「考えられないぐらい強い相手だった」 VCT GC敗退で実感した“世界の壁”

プロeスポーツチーム「FENNEL」のタクティカルFPSゲーム「VALORANT」の女子部門「FENNEL HOTELAVA」は、日本時間15日から21日までドイツ・ベルリンで開催されている「2022 VALORANT Game Changers Championship - Berlin」に東アジア代表として出場した。17日に「Team Liquid」(ブラジル代表)、18日に「Guild X」(EMEA代表)と対戦。いずれも白星を飾ることはできず、初の世界大会は幕を下ろした。試合後にはインタビューも実施。リーダーのCurumiに今大会の感想と今後の目標を聞いた。

東アジア代表として出場した「FENNEL HOTELAVA」のリーダー・Curumi
東アジア代表として出場した「FENNEL HOTELAVA」のリーダー・Curumi

「FENNEL HOTELAVA」Curumi試合後インタビュー

 プロeスポーツチーム「FENNEL」のタクティカルFPSゲーム「VALORANT」の女子部門「FENNEL HOTELAVA」は、日本時間15日から21日までドイツ・ベルリンで開催されている「2022 VALORANT Game Changers Championship – Berlin」に東アジア代表として出場した。17日に「Team Liquid」(ブラジル代表)、18日に「Guild X」(EMEA代表)と対戦。いずれも白星を飾ることはできず、初の世界大会は幕を下ろした。試合後にはインタビューも実施。リーダーのCurumiに今大会の感想と今後の目標を聞いた。(取材・構成=石井宗一朗)

――初の世界大会の感想をお願いします。

「めちゃくちゃ楽しかったです。普通にゲームをしてても体験できないようなことがたくさんあった。今でも浮足立っているような感じで、本当に『楽しかった』の一言に尽きます。負けたことは全然マイナスに捉えていなくて、良い経験になったと思います」

――世界を経験したことで、何か収穫はありましたか。

「どこのチームも対応がきれい。自分たちがすることに対してのリアクションがすごく上手だった。そういう部分を私たちもこれから身につけていきたいと思いました。Team LiquidもGuild Xも、日本にいたときでは考えられないぐらい強い相手だった。プレイスタイルも全然違いましたし、そこはもっともっと経験して、乗り越えていかないといけない壁なんだろうなと思います」

――初のオフライン大会はいかがでしたか。

「多少はみんなハイになっていたかもしれません。でも私たち特有の雰囲気は、日本にいたときと変わらず保てていたんじゃないかなと思います。緊張とかはまったくなかったです」

――舞台はドイツ・ベルリン。日本との違いで驚いたことなどはありますか。

「私にとって初の海外でした。ベタなんですけど、ホテルの客室で土足が当たり前なことにびっくりした。あとベルリンだけかもしれないんですけど、信号機が変わるのがめっちゃ速かったです(笑)。青信号になっても3秒ぐらいで変わる。ほかにもいろいろあるんですけど、日本とは全然違うなと“海外の風”を感じました」

――今回の遠征で一番印象に残っている出来事は。

「こっちに来てから驚きの連続なんですけど、一番はLenちゃんのキャリーケースがなくなっちゃったことですかね(笑)。中継した空港で止まってたみたいで、2~3日ぐらい手荷物しか持っていない状態でLenちゃんは生活していた。その間、私たちもサポートしてたんですけど、『本当にこんなことあるんだ』と思いながら日々を過ごしてました。盗られたりとかはしてないです」

――日本に帰って最初にしたいことは何ですか。

「ラーメンを食べたいです(笑)。食文化がけっこう違ってしんどかった。『日本食を食べたい』ってなって、みんなが言う意味がようやく分かりました。日本から少し持ってきていたお米を、今日の朝、お茶漬けにして初めて食べたんですけど、『日本食ってこんなにおいしいんだ』って感動した。日本のすばらしさを実感した朝でした(笑)」

――今後への意気込み、ファンの方へのメッセージをお願いします。

「本当は勝ってみんなで“勝利の舞”を踊りたかったんですけど叶わなかった。だから全部勝って勝利の舞を踊って、王者として日本に帰ってくることを来年の目標にしたいです。また、新しい子を迎え入れて1から頑張っていくので、引き続き応援よろしくお願いします。本当に長い間応援ありがとうございました」

次のページへ (2/2) 【写真】オフラインで行われたVCT GC世界大会の会場の様子
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