俳優の山田裕貴が17日、都内で行われた主演映画「夜、鳥たちが啼く」（12月9日公開）の完成披露舞台あいさつに松本まりか、城定秀夫監督とともに出席した。

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　佐藤泰志氏による短編小説が原作。若くして小説家デビューするも、その後は鳴かず飛ばずで鬱屈とした日々を送る主人公の慎一（山田）が、友人の元妻・裕子（松本）とその息子のいびつな「半同居」生活を送る様を描く。

　観客の前に立った山田は「主演とか関係なく、一番感想が気になる作品です。きょうこれだけの人に見ていただけるのがうれしいし、見終わったあとの感想をめちゃくちゃエゴサします。みなさんの言葉で何か感想をいただけたら」と呼びかけた。

　山田は「お芝居をしないでその場に存在しているような芝居をするのが好き。長回しする作品やお芝居が好きで、城定監督は役としてそのまんまの時間を切り取ってくれた。そういう作品がしたかった」といい、相手役の松本とは過去に5回ほど共演しているが「この役ははじめましての女優さんではマジでできなかった。5回くらいやっているからこその空気感だった。恵まれた作品になった」と感謝した。

　自身のツイッターで心境を赤裸々に投稿して「病んでいる」と話題になった松本は、この日「意味深、病みツイートの、ヤミモトです」と自虐の自己紹介。「タイムリーだったので自分でイジったほうがいいかなと思って。いろいろ誤解されていることが非常に多い」と苦笑い。山田も「病みツイートっていうと僕もそう。口裏合わせただけじゃないけど、たまたまそういう人がそろった」と話にのると、事情を知らない城定監督は「何の話しているの？　炎上したの？」と心配していた。