元NMB高野祐衣のセカンドキャリア 利酒師の資格を取り酒屋オープン「毎日接客してます」

元NMB48で利酒師の高野祐衣が16日、都内で行われた「日本の食の聖地巡礼・Nara」推進プロジェクト発足発表会に登場した。当日は日本清酒発祥の地・奈良で室町時代の酒母の再現復活で実現した「菩提酛(ぼだいもと)」清酒の試飲が行われた。

イベントに登場した高野祐衣【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登場した高野祐衣【写真:ENCOUNT編集部】

元NMB高野祐衣、奈良県の日本酒をアピール

 元NMB48で利酒師の高野祐衣が16日、都内で行われた「日本の食の聖地巡礼・Nara」推進プロジェクト発足発表会に登場した。当日は日本清酒発祥の地・奈良で室町時代の酒母の再現復活で実現した「菩提酛(ぼだいもと)」清酒の試飲が行われた。

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 高野は2015年に同グループを卒業後、2018年に利酒師、20年には酒ディプロマの資格を取得。昨年10月にタレントを廃業し、今年7月、東京・西浅草に初の実店舗「ゆい酒店」をオープンした。現在は毎日、店舗で接客をしている。高野は「タレント活動を辞めて、酒屋に転身したんですけど、日本酒の魅力や奈良県の日本酒を世に広めていくために頑張っていきたいと思っております」と意気込みを語った。

 タレント活動中に日本酒に興味を持った高野は「ジューシーな日本酒に出会ってから好きになりました」ときっかけを語る。さらに「元NMBですけど、セカンドキャリアにすごく悩んでいて、満足いくような活動はできていなくて、見いだせないというか。私はラッキーなことに日本酒という好きなものがあって、日本酒に携われる仕事がしたいと思ったなかで、拠点として今のお店を開きました。酒屋さんで好きな銘柄が並んでいるのが好きなので、私は酒屋さんを選びました」と店舗オープンの経緯を説明した。

 試飲が行われた「菩提酛」は清酒製造に使用される酒母とその酒造法のこと。室町時代に奈良・菩提山正暦寺による酒造法では製造工程で正米を使用することを特徴としており、この酒造法を約500年ぶりに復活させた。1999年に酒母の製造免許が下りた正暦寺では、年に1回、酒母の仕込みを行い、清酒の醸造をしている。

 当日は「菩提酛」から作られた7種が振る舞われた。高野は「自然由来の作り方なので、味わいにも酸味というか乳酸感がすごく感じられました」と感想を述べていた。

 同プロジェクトは奈良の観光の魅力を高め、観光誘致を活性化させることを目的としている。“日本の食のルーツ・DNAは奈良にあり”をコンセプトに奈良の新しいブランドイメージの構築に向けた活動を開始する。

次のページへ (2/2) 【写真】高野祐衣の全身ショット
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