草なぎ剛主演、新月10ドラマタイトルは「罠の戦争」に決定 井川遥、杉野遥亮ら出演
俳優の草なぎ剛が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系の2023年1月16日スタート新月10ドラマのタイトルが「罠の戦争」に決定した。併せて、井川遥、杉野遥亮、小野花梨、高橋克典、片平なぎさ、岸部一徳が出演することが15日に発表された。
「銭の戦争」「嘘の戦争」に続く戦争シリーズ第3弾
俳優の草なぎ剛が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系の2023年1月16日スタート新月10ドラマのタイトルが「罠の戦争」に決定した。併せて、井川遥、杉野遥亮、小野花梨、高橋克典、片平なぎさ、岸部一徳が出演することが15日に発表された。
本作は草なぎ主演の15年「銭の戦争」、17年「嘘の戦争」に続く戦争シリーズ第3弾となる。愛する家族を傷つけられた議員秘書が知略を尽くして鮮やかな“罠”を仕掛け、悪しき政治家を失脚させる痛快なリベンジ・エンターテインメント。
草なぎが演じるのは主人公の議員秘書・鷲津亨(わしづ・とおる)。国会議員である“先生”に長年尽くしてきた亨に、ある日、突きつけられたのは、息子が瀕死(ひんし)の重傷を負う事件。そして“先生”からのその事件の“もみ消し”指示。自分を殺し、我慢を重ねてきた亨の中で何かが大きく変わる。命を懸けて20年間尽くしてきた政治家に裏切られた亨が、不条理な政治家たちに壮絶な復讐をしていく。
今回、出演が決まった井川が演じるのは亨の妻・鷲津可南子(わしづ・かなこ)。休みなく働く亨の代わりに家事育児はワンオペでやっている。亨が反旗を翻すことになったとき、その背中を押し、手を取り合う。裏に表に、亨と唯一無二の同志となり、共に修羅の道を進む。杉野が演じるのは蛯沢眞人(えびさわ・まさと)。大学院では植物学の研究を行っていたが、家庭の事情から退学。思いがけない出会いから亨と同じ議員事務所で秘書見習いとして働くことになる。
小野が演じるのは蛍原梨恵(ほとはら・りえ)。亨が仕える議員の後援会関係者の紹介で私設秘書として事務所で働いている。仕事ができて気が利き、亨に信頼されているが、高圧的な先輩秘書のパワハラに悩んでいるという役どころ。高橋が演じるのは竜崎始(りゅうざき・はじめ)。若くして総理大臣の座まで上り詰めたが、民政党幹事長・鶴巻の力によるものであることを本人も自覚しており、強く出られない。
片平が演じるのは鴨井ゆう子(かもい・ゆうこ)。若くして大臣のポストに就く鶴巻派女性議員。女性支援の活動を続け、初の女性総理大臣を狙っている。岸部が演じるのは鶴巻憲一(つるまき・けんいち)。与党である民政党幹事長で鶴巻派のトップ。議員たちを自分のコマと考え、若くてもチャンスを与えるが、敵に回れば見切るのも早い。
杉野遥亮「成長した姿を見せられたら」
出演者のコメント全文は以下の通り。
○井川遥
「“戦争シリーズ”第3弾は孤高の戦いをしてきた主人公が家庭を持ち、見えない敵と戦っていきます。私は草なぎ剛さん演じる鷲津亨の妻、可南子を演じます。人は何を背負い生きて行くのか。大切な人を守るため、大きな決断をする可南子は決して特別な存在ではなく、視聴者に一番近い存在なのかも知れない。そんな彼女が政治という現場にどのように関わっていくのかを丁寧に演じていきたいです。草なぎさんの圧倒的なエネルギー、スリリングな展開と痛快さ。シリーズで私自身が楽しみに見ていた作品に関わらせていただけてうれしいです。亨の力が2倍、3倍になるように草なぎさんと一緒に戦っていきたいと思います」
○杉野遥亮
「出演のお話をいただいたときに“嬉しさ”と“怖さ”がありました。『嘘の戦争』に出演させていただいた時は、まだドラマ出演経験も浅く、作品作りに真摯(しんし)に向き合う緊張感のある“怖さ”も感じる現場という記憶があります。その時から、いくつかの経験を積み、演技が好きになり、もう一度、草なぎさんと共演できる“嬉しさ”や『嘘の戦争』時のスタッフの方々も多く参加しているので、成長した姿を見せられたらなと思います。演じる蛯沢眞人は政治の世界を舞台にした中でさまざまなことに巻き込まれる役柄なので、人がどのように変わっていくのかを丁寧に表現できればと思っています」
○小野花梨
「出演が決まり、銭の戦争、嘘の戦争を見返しました。改めて、草なぎさんのとてつもない引力に心を吸い取られるような衝撃を受けました。傷つきながらも大事なものを守ろうと闘う鷲津と共に、そんな鷲尾にくらいつき奮闘する梨恵という女性がとても愛おしく、演じられる喜びを感じています。大胆かつ大切にそして楽しく演じていきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします!」
○高橋克典
「政治の世界の役はあまり経験がありません。若くしてその地位を勝ち得た総理大臣。魑魅魍魎(ちみもうりょう)、有象無象の中で、一筋縄ではいかない、善悪兼ね備えた人間を魅力的に演じられたらと思います。ミステリーを兼ねた復讐劇のカタルシスをどうぞお楽しみください」
○片平なぎさ
「厚生労働大臣・鴨居ゆう子。難しい役をいただきました。志高く、男社会の政界で、女性が大臣職にまで登りつめるには、どれだけの努力と犠牲を払ってきたのでしょう。どうも彼女には表の顔と裏の顔がありそうな気配を私は感じるのです。鷲津亨にとって、ゆう子は敵となるのか味方となるのか……。私自身これからの展開がとても楽しみです。このところの政界のニュースは、国民をがっかりさせる嘘や逃げばかりが目立ちます。現実はドラマの様にはいかない! かもしれまんせんが、悪事はいつか暴かれ、裁かれる!! と信じたくなるドラマです」
○岸部一徳
「連ドラには1話ずつ完結するものと1話から最後まで続くものがありますが、このドラマは後者の方です。脚本は実に面白かったです。弱い立場の人間が真実に向かって政治の世界の大きな力に戦い続ける。これこそが連続ドラマの魅力だと思いました。みんなで良い作品になるよう頑張ります」