菜々緒、フジGP帯ドラマ初主演 共演・鈴木伸之と“忍者夫婦”ラブコメディー

俳優の菜々緒が、2023年1月期のフジテレビ系木曜ドラマ「忍者に結婚は難しい」(午後10時)で主演を務めることが15日、分かった。フジテレビのゴールデン・プライム帯ドラマでは初主演となり、俳優の鈴木伸之が共演する。

「忍者に結婚は難しい」で主演を務める菜々緒(右)と鈴木伸之【写真:(C)フジテレビ】
「忍者に結婚は難しい」で主演を務める菜々緒(右)と鈴木伸之【写真:(C)フジテレビ】

2023年1月期 木曜ドラマ「忍者に結婚は難しい」

 俳優の菜々緒が、2023年1月期のフジテレビ系木曜ドラマ「忍者に結婚は難しい」(午後10時)で主演を務めることが15日、分かった。フジテレビのゴールデン・プライム帯ドラマでは初主演となり、俳優の鈴木伸之が共演する。

 原作は「ルパンの娘」シリーズなどでユーモアミステリーの旗手として話題の横関大氏の最新作。表と裏の顔の二面性を持ち併せた夫婦が織り成す本作は、これまでのドラマでは珍しく主人公である夫婦が現代に生き永らえる“忍者の末裔(まつえい)”という設定。

 妻は「超実力主義」の甲賀忍者、夫は「超保守主義」な伊賀忍者という夫婦。現在でも、敵対しライバル忍者の末裔(まつえい)でもある2人が、お互いの正体を知らず結婚。しかし、ラブラブだったのは最初だけで、夫婦生活は冷めきって破綻寸前に。離婚の危機に直面した夫婦のところへ、それぞれに“特殊任務”が舞い込む。互いの任務でニアミスする2人。家庭を取るか、一族の伝統を貫くのか。互いの隠された運命に悲恋が交錯する忍者ラブコメディーだ。

 菜々緒が今回演じるのは、自身初となる“女忍者”草刈蛍(くさかり・ほたる)。普段はごく普通の薬局で働く薬剤師。しかし、実はその日常の姿とは裏腹に、古来より伝統の続く甲賀忍者の末裔という役柄。穏やかで物静かな立ち振る舞いだが、それは正体がばれないようにおとなしく忍んでいる表向きの姿。実は人一倍気が強く、完璧主義で失敗や負けることが嫌いで、時々、本音の毒舌が漏れ出てしまう性格。また、その身体能力の高さを毎朝ストイックなジョギングやトレーニングで鍛錬し、日常生活では忍者らしい振る舞いを周囲にバレないように過ごしている。28歳のときに、一般人(と思っている)の草刈悟郎(くさかり・ごろう/鈴木)と結婚。甲賀一族であることにプライドを持っているが、悟郎と出会って、心の奥に秘め隠していた「フツウの家」への憧れがあふれ出すという。

 そして、鈴木演じる蛍の夫・草刈悟郎は、郵便局で配達員として勤務する一般男性。しかし、裏の姿は、伊賀忍者の末裔。明るくておおらか、やさしくて力持ちで癒やし系の一面もある一方で、能天気で面倒くさがり、ずぼらで鈍感、かつ気弱で優柔不断という性格を持ち合わせている。しかし、忍者としての任務遂行においては、機敏な“忍び”としての行動に長けており、忍者らしく手裏剣だけは誰もが認める腕前を持つ。古くから続く、忍者一族から抜け出してフツウになりたいという気持ちもひそかに持っていた中、ごくフツウの女性(にみえる)蛍と出会い、フツウの恋愛、フツウの結婚生活ができたことに感謝するという。

 菜々緒、鈴木、横関氏のコメント全文は以下の通り。

○菜々緒
――本作のオファーを受けたときの感想を教えてください。

「わたしは占いによく行くのですが、前世を占ってもらうと必ず“魔女”か“忍者”と言われているので、いずれ忍者の役をいただけるのかなと思ってました。オファーをいただき純粋にすごくうれしかったです。もしかしたら、自分自身が昔やっていたかもしれないという感覚もあり、忍者を演じるというよりは、今まで通りやるだけという感じでドラマに望みたいと思っています」

――本作の“役柄”(夫婦・忍者)を演じるにあたって。

「頭脳や体力などすべてに優れている甲賀というしきたりある流派の中で活躍する女忍者として、妻として、その表情や所作など細かい部分を意識しながら演技をしていきたいと思います」

――作品のみどころをお願いします。

「恋愛感や結婚あるある要素だけでなく、互いに正体を知らないまま結婚した伊賀と甲賀の忍者夫婦の行く末にぜひ注目いただきたいです。日本国内だけでなく海外の方々にも楽しんで見ていただける作品になるよう一生懸命取り組んで参ります」

○鈴木伸之
――初の“忍者役”について。

「忍者と聞くと手裏剣や忍び足など、子供の頃になりきったり、思い描いたりしたイメージを持っていました。忍者の役というのはあまり聞きなじみがないので、どう表現していけるのか。いまから自分自身に対しドキドキしております」

――脚本を読んだ印象をお聞かせください。

「お互いが反対を向いているようで実は向き合ってるような、そんな表裏一体、ハラハラできる作品なのかと感じています。松田さんの脚本から出る個性を大切にしながら、“悟郎”(夫役)としてしっかりと作品に取り組まなければと感じています」

――菜々緒さんとの「夫婦共演」について。

「菜々緒さんとご一緒させていただけてうれしいです。どんな対照的な夫婦になっていけるのか。ここから約3か月、苦楽を共にして最後には笑い合えるようなそんな日々にできたらと思っています。皆様、よろしくお願いします」

○原作:横関大氏
「映像化されたら面白そうだな、と執筆中から漠然と考えていたのですが、まさかこんなに早く実現するとは思ってもいませんでした。常に忍ぶのが忍者という存在です。ただし、このドラマに関しては大いに目立ち、世の中を沸かせてほしいものです」

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