中村俊輔、サッカーW杯で解説 岡田武史元監督のゲスト出演に「まずいですね(笑)」

元サッカー日本代表の中村俊輔が、フジテレビ系で放送する「FIFAワールドカップ カタール2022」の計6試合でスペシャル解説を務めることが13日に発表された。

「FIFAワールドカップカタール2022」でスペシャル解説をする中村俊輔【写真:(C)フジテレビ】
「FIFAワールドカップカタール2022」でスペシャル解説をする中村俊輔【写真:(C)フジテレビ】

フジテレビ系で放送の計6試合

 元サッカー日本代表の中村俊輔が、フジテレビ系で放送する「FIFAワールドカップ カタール2022」の計6試合でスペシャル解説を務めることが13日に発表された。

 20日から開幕する4年に一度の世界最大のスポーツイベント「FIFAワールドカップ カタール2022」。フジテレビでは、大注目のグループステージ第3戦「日本×スペイン」を含む計10試合を生放送する。このたび、ゴールデン・プライム帯の4試合、決勝トーナメント1回戦など計6試合のスペシャル解説を、中村が務めることが決定した。

 今年10月、26年にわたる現役生活からの引退を発表し、指導者としての道を歩み始める中村は、かつて日本代表として「背番号10」を背負い、FIFAワールドカップ2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会にも出場した天才肌のレフティー。

 中村がテレビ中継のサッカー解説を務めるのはこれが初めてとなる。Jリーグからイタリア、スコットランド、スペインと世界のサッカーを知り尽くし、その確かな戦術眼にも定評のある中村は、「グラウンドレベルでのいいプレーや、二手三手四手先まで考えている選手って画面上ではわからないので、そういうサッカーの奥深さを少しでも伝えられれば」と意気込む。

 中村がスペシャル解説を担当するのは、22日「デンマーク×チュニジア」、23日「モロッコ×クロアチア」、24日「ウルグアイ×韓国」、28日「カメルーン×セルビア」のグループステージ4試合と、決勝トーナメント1回戦、3位決定戦の計6試合。「デンマーク×チュニジア」では、元日本代表監督の岡田武史もゲスト出演することになっており、鋭い分析と解説でおなじみの元日本代表監督と、元代表選手の掛け合いと戦術論のぶつかり合いに期待がかかる。

 また、中村以外にもフジテレビ系FIFAワールドカップは、ベテランから若手まで幅広い経歴の解説陣で放送する。フジテレビサッカー解説でおなじみの清水秀彦、風間八宏に加え、元日本代表・小野伸二、坪井慶介、田中マルクス闘莉王が「FIFAワールドカップ カタール2022」の魅力を伝えることとなる。

 中村のコメント全文は以下の通り。

○中村俊輔
――初めての解説への意気込みを。

「解説もプレーと似ていると思います。思い切りよく、思ったことや気づいたことを言っていきたいですね。何試合か担当させてもらえるので、ミスを恐れずにその中でも成長出来ればうれしいです」

――どのような解説をしたいと思うか。

「一緒に解説をする方とのバランスは意識しますね。一視聴者としてサッカーを見てきたときに、非常に聞きやすい、聞きごたえがある解説者が何人もいました。ああ、そのタイミングでこういうことを言うんだなとか。視聴者が気づかないこと、グラウンドレベルでのいいプレーや、二手三手四手先まで考えている選手って画面上ではわからないので、そういうサッカーの奥深さを少しでも伝えられればと思います。でもあまりしゃべらないようにします(笑)」

――グループリーグで解説する4試合で特に注目する国、選手は?

「アフリカのチームはアフリカの監督なのかヨーロッパの監督なのかで戦術やスタイルが変わってくるんですが、今回特に合宿期間が短い中でどういうチームにまとめてくるのかは気になりますね。お隣の国でライバルの韓国もすごく気になります。選手ではクロアチアの大ベテラン、レアル・マドリードのモドリッチ選手ですね」

――最初の「デンマーク×チュニジア」での岡田武史とのコンビについて。

「まずいですね(笑)。だってサッカー知り尽くしている人じゃないですか。僕は何も言うことがないんじゃないかなと思って。岡田さんが振ってくれた時だけしゃべろうかな(笑)。邪魔にならないように」

――楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージを。

「ワールドカップなので見ている方にその雰囲気を伝えられればとは思います。技術的なことばっかりじゃダメですし、皆さんと一緒になって視聴者目線でお伝えできればと思います。よろしくお願いいたします」

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