街裏ぴんく、ほら漫談のルーツはダウンタウンと中田ダイマル・ラケット「ウソの世界は無限」
漫談家の街裏ぴんくが12日、都内で行われた第十三回街裏ぴんく漫談独演会「東幻京」に出演した。当日は、街裏ぴんくがライブ前の取材会に登場し、ほら漫談家として活動するまでに至った経緯を語っていた。
人気急上昇中の街裏ぴんく、13回目の定期公演に出演
漫談家の街裏ぴんくが12日、都内で行われた第十三回街裏ぴんく漫談独演会「東幻京」に出演した。当日は、街裏ぴんくがライブ前の取材会に登場し、ほら漫談家として活動するまでに至った経緯を語っていた。
街裏ぴんくは全くの作り話をいかにも真実のように展開するほら漫談家で、今回は13回目の定期公演となる。報道陣から今の形のネタをやるようになった経緯を聞かれた街裏ぴんくは「最初は漫才をやっていまして、中田ダイマル・ラケット師匠の漫才を書き起こしていたんですけど、お2人は昭和の当時からウソの世界を紡いでいく今のパターンを先駆けだと思っていて、本当に面白いと思っていました。それがきっかけです。あとダウンタウンさんが『ガキの使い』のウソトークをやっていたのが大好きでした。そこでウソの世界は無限だなと感じました」と答えた。
「ネタはどういうところで思いつくのか」という質問には、街裏ぴんくは「町中で拾いますね。面白い言葉をメモしておくんです。人の会話など何かに使えそうと察知したらメモって、その言葉をどの世界に当てはめたら笑いになるだろうと。シチュエーションに言葉を入れて、そこから作っていきます。ウソの付き方もいろいろあったりして、僕が正常人でツッコミになることもありますし、僕がおかしくなってしまう場合もあります」と答え、ネタの構造を説明していた。
ただ、「まだ下手くそやなと思いますね」とボソリとこぼす街裏ぴんく。平場のフリートークが苦手らしく、街裏ぴんくは「イジってもらったらツッコミ気質なので強いんです。自分が用意している小ネタができればいいんですが、この場でこうボケなあかんみたいなのは経験していかないと……」と苦虫を噛みつぶしたような表情で語っていた。
それでも「目標はありますか」という質問には「全国を回って全国民に認知されるということです。ネタ番組とか、一通りできることは全部やりたいですね」と抱負を語っていた。