本格コスプレ、ド派手バイク、ドラム演奏…“世紀末”を体現する茨ジャギの発想力
栃木県宇都宮市でバイクとコスプレの複合イベント「ひでぶ祭 vol.2」が10月2日に開催された。茨城県を拠点に活動する“世紀末コスプレライダー”の茨ジャギも同イベントに参戦。バイクにドラムセットを装着しての斬新すぎる演奏を披露し会場を盛り上げた。
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“世紀末”の輪を広げていくことが目標
栃木県宇都宮市でバイクとコスプレの複合イベント「ひでぶ祭 vol.2」が10月2日に開催された。茨城県を拠点に活動する“世紀末コスプレライダー”の茨ジャギも同イベントに参戦。バイクにドラムセットを装着しての斬新すぎる演奏を披露し会場を盛り上げた。
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人気漫画「北斗の拳」に登場するジャギのコスプレでツーリングする姿がインパクトを放つ茨ジャギ。愛車・ホンダ「VT1300CX」はカスタム費用わずか約30万円ほどに抑えたこだわりの1台だ。
そんな愛車にはさらなる“秘密”があった。それはドラムセットを装着することで“バイクドラム”のパフォーマンスが可能になるという点だ。「ひでぶ祭 vol.2」に登場した茨ジャギは、その斬新なスタイルでドラムを奏でた。
バイクとドラムという異色の融合。「ドラムを付けた理由は、20年ぐらい前にドラムをやっていまして、またたたいてみたいなと思ったからです。バイクに乗っているときに、アメリカンバイクはドラムと同じ姿勢だなと思ったのがきっかけでした」と思いついた理由を明かした。
もちろん本物のドラムではサイズが合わない。「電子ドラムだったらいけるかな」と、試行錯誤。その結果、たどり着いたのが「4万5000円」で購入した最もコンパクトな電子ドラムだった。
演奏時の電源はバイクから供給している。「電子ドラムがどうしても電源が100Vになっちゃうので、バイクの12Vをインバーターで100Vに変換して、そこに電子ドラムのコンセントとあとアンプをつないでいます」と複雑なカスタムもお手のものだ。
今回のイベントでは茨ジャギも含めた4人でパフォーマンス。本格的な演奏はほぼ茨ジャギのみ。残りの3人はエアー演奏や掛け声で観客を盛り上げた。
今後は「戦うシーンだったり、セリフやナレーションを入れたいですね。曲の合間にちょっとしたコントを入れてみたいです」と夢も広がる。
今回のイベントには茨ジャギを目的に訪れた人も多かった。「すごいうれしいですね。こんなに多くの人が来てくれてるなんて……。2回目なので、『もう飽きられてしまったかな?』と思っていたら、前回よりも多かったみたいでした」。
今後はこの“世紀末”の輪を広げていくことを目標に掲げる。
「仲間が欲しいですね。自分1人ではできることが限られているので……。こういう世紀末スタイルのライダーも少ないんです。見るのが好きという人は多いんですけど、自分でやる人が少なくて。そういうのをやってくれる方がいたらうれしいですね」
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