ガンダム40周年に森口博子“再ブレーク”のワケ「デビュー34年目の奇跡が起きてます」
歌手でタレントの森口博子(51)が8月10日、東京・浜松町でパーソナリティーを務める文化放送「Anison Days+」(毎週土曜午後6時)の公開生放送に出演。8月7日に発売したアルバム「GUNDAM SONG COVERS」の中から、「水の星へ愛をこめて」など3曲の生歌を披露した。
ガンダムソング・ベスト10をカバーした新アルバムが大ヒット中
歌手でタレントの森口博子(51)が8月10日、東京・浜松町でパーソナリティーを務める文化放送「Anison Days+」(毎週土曜午後6時)の公開生放送に出演。8月7日に発売したアルバム「GUNDAM SONG COVERS」の中から、「水の星へ愛をこめて」など3曲の生歌を披露した。
生放送前に囲み取材に応じた森口は「よく、エゴサ(エゴサーチ)するのですが、みんなから“ガンダムの女神”とつぶやいて頂いて、背筋が伸びる思いです」。新アルバムがオリコンデイリーチャート(8月8日付)で2位となったことについては「(1位の)嵐と(3位の)A.B.C-Zのジャニーズに挟まれた。デビュー34年目の奇跡が起こっています。自分を信じていてくれたファンが、ミラクルを起こしてくれたと思います」と話した。
この日の公開生放送にはZガンダムの主人公、カミーユ・ビダン役を務めた声優の飛田展男さんも登場。森口について「デビュー当時からの声量を保っているのはすごいと思います」と絶賛していた。生歌を披露した際には、会場のファンからすすり泣く声も。森口をデビュー当時から見ているプロアイドルヲタクのブレーメン大島氏はこう振り返る。
「もともと歌唱力は抜群だったのですが、高校時代は全然、売れなかった。堀越高校に通っていたのですが、皆勤賞をとったほどです。クラスメートは荻野目洋子らで、忙しくて学校に来ない子も多かった。そういう厳しい状況の中で、当時はそれほど知名度がなかったガンダムソングを歌えたのが大きかったんです。ガンダムの歴史では欠かせない存在となり、節目節目でフィーチャーされるようになりました」
森口が“再ブレーク”する契機となったのは、昨年、NHKで放送された「発表!全ガンダム大投票」。ガンダムテーマ曲361曲の中で、森口のデビュー曲でZガンダムのテーマ「水の星へ愛をこめて」が1位になったのだ。そして、ガンダム40周年を迎えた今年、ガンダムソング・ベスト10をカバーした新アルバムを出し、一気に波に乗る形となった。ブレーメン大島氏はこう分析する。
「普通のアイドルがアニソン歌手の中に入っていったら、歌唱力という点で見ると厳しいんです。でも、森口の場合は、そこでも勝負できる。しかも、“ファン離れ”がないということも大きい。デビュー当時からのファンがずっとついているんです。今もツイッターなどのSNSを使ってファンとの交流を続けています。最近では、荻野目洋子らの“リバイバルブーム”もあり、そうした“流れ”にも乗ることもできている。ガンダムというブランドを背負えたのは、長い目で見ると“勝ち組”だったといえるでしょう」
最後に「恋愛は邪魔。人生で最高にたぎっている夏。ガンダムが生涯のパートナーです」と語った森口。今後は全国でライブを行う予定だ。