【RIZIN】4連勝の鈴木千裕、大みそか参戦熱望も…平本蓮との再戦は?「大っ嫌い。やる必要感じない」

セミファイナルは鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が今成正和(今成柔術)を3-0の判定で破った。これでRIZIN4連勝。鈴木は怪我で欠場する摩嶋一整の代役として、急きょ今成との対戦が決まっていた。

試合後の会見に出席した鈴木千裕【写真:ENCOUNT編集部】
試合後の会見に出席した鈴木千裕【写真:ENCOUNT編集部】

「格闘技のビッグイベントにふさわしい相手と戦いたい」

 セミファイナルは鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が今成正和(今成柔術)を3-0の判定で破った。これでRIZIN4連勝。鈴木は怪我で欠場する摩嶋一整の代役として、急きょ今成との対戦が決まっていた。

 1R途中から、“寝技師”今成が寝転び、鈴木が立って蹴る展開。途中から今成が立ち上がり、スタンドの展開へと戻るが、距離が遠く鈴木もなかなか打撃を出せない。終了間際には鈴木が飛び上がって踏みつけにいった。

 2Rも立ち上がりから、1Rのリプレイのような展開に。途中から立つ鈴木と、寝転ぶ今成という構図になり、互いに効果的な攻撃が繰り出せない。終盤、ついに試合が動いた。鈴木が飛び上がって踏みつけにきたところ、今成が足を取り極めに行った。グラウンドでの攻防となったが、終了のゴングがなった。

 3Rも鈴木がケージに追い詰めるが、組まれるのを警戒してかなかなか手数が出ない。こう着状態のまま終盤へ。終盤、グラウンドの展開になりかけたが、手数で上回った鈴木が3-0の判定で勝利を飾った。

 鈴木は試合後の会見で、「この試合はやっぱ受けて大正解かな。いつも試合の目標を決めてやる。目をそらさず、ちゃんと相手を見て、ディフェンスをするけど逃げないんですよ。それを遂行できたので、いいものを手に入れられた」と“足関十段”の難敵を退け、胸を張った。

 これでRIZIN4連勝。今年に入ってからは、平本蓮、萩原京平そしてこの日と難敵を次々に破ってきた。「大みそか、格闘技のビッグイベントにふさわしい相手と戦いたい。KOで年末飾りたい」と12月31日への意欲をのぞかせた。

 この日のメインイベントで弥益ドミネーター聡志を破った平本蓮との再戦については、「平本は……僕は大っ嫌いなんですよ。。僕正直なんで。ヒールなら最後までヒールを貫けよって」と苦笑いしつつ、「やる必要がない。相手が上がってきて、やらざるをえない状況にはなるかもしれませんが、今の段階ではやる必要を感じない。もっとほかにやる相手がいるでしょう」と興味なしの姿勢を貫いた。

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