【RIZIN】平本蓮、難敵ドミネーターを圧倒「この場をお借りしてお詫び…するわけないでしょ!」

メインイベントでは平本蓮(ルーファスポーツ)が弥益ドミネーター聡志(team SOS)と対戦。終始、打撃で圧倒し3-0の判定勝ちを収めた。平本はMMAでの戦績を2勝2敗とした。

スタンディングでの戦いに徹した平本蓮(左)と対する弥益ドミネーター聡志【写真:(C)RIZIN FF】
スタンディングでの戦いに徹した平本蓮(左)と対する弥益ドミネーター聡志【写真:(C)RIZIN FF】

メインイベント

「ANGEL CHAMPAGNE presents RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA」(11月6日、愛知・ドルフィンズアリーナ=ABEMAで全試合完全生中継)メインイベント RIZIN MMAルール:5分×3R(70キロ)

 メインイベントでは平本蓮(ルーファスポーツ)が弥益ドミネーター聡志(team SOS)と対戦。終始、打撃で圧倒し3-0の判定勝ちを収めた。平本はMMAでの戦績を2勝2敗とした。

 当初はフェザー級(66キロ)で対戦予定だったが、平本が大会前に骨折。体重を落とせないことから急きょ70キロのキャッチウェイトとなっていた。

 試合開始前に平本はケージの中で土下座から、中指を立てるいつものポーズ。

 1R、サウスポーの構えから平本の右ストレートでドミネーターがいきなりダウン。それでもドミネーターはすぐ立ち上がる。平本はリングの中央で落ち着いた試合運び、再び打撃でダウンを奪うが、ドミネーターは足を極めにいく。ここは平本がエスケープした。

 2分半を過ぎたところで、ドミネーターがタックルを仕掛けるも、平本は倒れない。平本は自ら手を出さないが、カウンター気味にパンチを当てていく。終盤にはドミネーターがタックルをしかけ、足を取りに行くが平本が切り上に。1Rは平本がペースを握った。

 2R、中央の平本のまわりをドミネーターがサークリングする展開。2分過ぎ、ドミネーターは被弾覚悟でタックルへ。だが、平本は冷静にここも脱出した。3分半過ぎからグラウンドの展開に、ドミネーターが再び足を狙うが、平本はここも抜けきった。

 運命のファイナルラウンド。平本のパンチに合わせ、ドミネーターがタックル。スタンドの状態で組み合ったが、平本が離れた。しかけてくるドミネーターに対し、平本はケージを広く使い、さばく。スタンドならやはり平本だ。3分半過ぎには強烈な左で、ドミネーターをダウンさせる。追撃にはいかない。打撃では完全に平本が支配した。

 試合後のマイクでは、「こんにちは、平本蓮です。僕は今まで対戦相手でもない選手を侮辱したり関係のない選手を巻き込んで悪態をついている。この場をお借りしてお詫び……するわけないでしょ! これからは平本蓮の時代です!」と“らしさ”全開だった。

 24歳の平本は元K-1ファイター。2020年の大みそか「RIZIN.26」でMMAデビュー。萩原京平、鈴木千裕に連敗したが、今年7月の「RIZIN.36」で鈴木博昭に判定勝ちし、RIZIN初勝利を上げていた。

 32歳のドミネーターは普段は会社員として働く異色のサラリーマンファイター。DEEPを主戦場とし、RIZINでは2勝1敗の成績を残している。

次のページへ (2/2) 【動画】1R開始20秒、平本蓮の右が弥益ドミネーター聡志の顔を捉えた瞬間
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