歌手の郷ひろみが31日、都内で行われた「にしたんクリニック」新CM発表会に、お笑いトリオ「3時のヒロイン」の福田麻貴、かなでとともに出席した。

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　10月31日から全国にて放映開始される新CM「分身人形」篇に出演する3人だが、公の場で共演するのは今回が初。福田から“芸能界を生き抜く秘訣”を聞かれた芸歴50周年の郷は「どんな方を見ても、僕にないものが絶対にあるんですよ。それを僕の中で取り入れたいなって密かに思うんですね。その思いはいつも持っています」と打ち明け、「気が付けば50年たっていたということなので、自分の中で振り返ってみても積み重ねというものが大きいんだなって思います。なので、逆にこれからが楽しみですね。コツコツ積み上げて、どこまで行けるのだろうかって」としみじみ。

　これに福田から「これから先もまだまだコツコツと積み上げていくんですか？」と質問されると、郷は「そうですね。郷ひろみとしてやっている以上は、3歩進んで2歩下がるじゃないですけど、少しずつ進んでいけるように積み上げていきたいと思います」と力強く語り、妥協することはないのかと追求されると「“これくらいでいいかな”と思うと、自分にそう言い聞かせてしまう気がするんですね。だから逆に自分の中でも“まだできる”、“進むんだ”という意識を持っていることが僕には合っているかなと思います」とコメント。福田は「これは全大人に響きますね」と郷の言葉を噛み締めた。

　また、若さの秘けつを尋ねられた郷は「“若くいたい”とか考えたことがなくて、自分自身に正直でいたいなと思うんですね。それを人が見たときに若さとか、若く見られたりするんでしょうけど、僕の中では特別、若さということは考えたことがないです」と吐露し、「ただ、指先を動かすというのは大事かなと思います」といい、マイクをクルッと回転させるマイクパフォーマンスを披露。「僕はこれで（マイクの）バッテリーが80％入っているなって分かります」と言って福田とかなでを驚かせつつ、「冗談ですけど（笑）」と茶目っ気たっぷりに笑った。