パチンコ店休業で落胆の声も…緊急事態宣言一夜明けた都内の様子
安倍首相が緊急事態宣言を出し、一夜明けた8日、都内ではパチンコ店が休業するなど影響が広がった。
臨時休業の張り紙にぼう然
安倍首相が緊急事態宣言を出し、一夜明けた8日、都内ではパチンコ店が休業するなど影響が広がった。
新宿に近い住宅街。午前10時の開店を目指して自転車でパチンコ店に立ち寄った老夫婦は、「何日間か休みだな、こりゃー」と落胆の声を上げた。小池百合子都知事が6日の会見で緊急事態宣言が出された後の対応として、パチンコ店に休業を要請する案を発表。パチンコ店の入り口には臨時休業の張り紙が貼られていた。
一方、開店前からマスク姿の男女で行列ができていたのはヘアカット専門店「QBハウス」。キュービーネット株式会社は7日、緊急事態宣言により対象7都府県にある店舗を10日から臨時休業すると決定した。理髪店や美容室は7日、西村経済再生相が休業の対象にならない考えを示したが、都の意向と食い違いを見せている。
また、大手スーパーのライフではレジ前の床に待機列の間隔を確保するためのビニールテープが貼られた。株式会社ライフコーポレーションは7日に公式ホームページで新型コロナウイルス感染拡大防止の対応を発表しており、それを受けての措置。国や都が買いだめの自粛を訴えたため、開店後に人が殺到するような混雑はなかった。