【クロサギ】平野紫耀演じる黒崎の過去の土下座に視聴者「圧倒的な迫力」「胸が痛い」

King & Princeの平野紫耀が主演を務めるTBS金曜ドラマ「クロサギ」(午後10時)の第2話が、28日に放送された。

TBS【写真:ENCOUNT編集部】
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現実の非情さを知る黒崎 氷柱に言い放つ言葉に視聴者「やりきれない」

 King & Princeの平野紫耀が主演を務めるTBS金曜ドラマ「クロサギ」(午後10時)の第2話が、28日に放送された。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 同作は、平野演じる詐欺によって家族を失った主人公・黒崎高志郎(くろさき・こうしろう)が、「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。原作は黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズ。

 15歳の時、詐欺被害に遭った父が起こした事件をきっかけに家族を失った黒崎は、詐欺師への復讐(ふくしゅう)を決意。詐欺師界のフィクサーで甘味処「かつら」の店主・桂木敏夫(三浦友和)のもとで詐欺師の情報を得ながら、金銭狙いの詐欺師「シロサギ」や恋愛詐欺師「アカサギ」などを狙う「詐欺師のみを騙す詐欺師“クロサギ”」となった。表向きはアパートの大家をしながら、父をだました詐欺師・御木本(みきもと/坂東彌十郎)にたどり着くべく、この世の詐欺師を一人残らず喰い尽くすことを生きる目的としている。

 第2話では過去の黒崎と桂木の関係が明らかになった。

 今回の黒崎の敵は、「心」を利用した詐欺。探偵の川中幹夫(新納慎也)は、偶然や運命を装い芸能人や接点のない好きな人と「出会わせる」という「出会わせ屋」を営み、詐欺行為を働いていた。推しのアイドルに会いたい江本美知留(八木莉可子)は、言葉たくみな川中にだまされて200万円を支払ったが、推しに会えることはなかった。黒崎はシロサギ・川中を「喰う」と決めた。

 その頃、法学部に通う吉川氷柱(黒島結菜)は、父・辰樹(船越英一郎)の詐欺被害時に知り合った黒崎が、自分の住むアパートの大家であることを知り驚く。黒崎の詐欺のおかげで辰樹はだまされたお金を取り戻せたが、検事を目指す氷柱は黒崎のやり方に納得がいかない。

「お金が戻って来るからって、何をしたっていいわけじゃない」と正義を語る氷柱に、黒崎は自身の過去を思い起こし、「金で死ぬ人間がいるのに?」と冷たい目を向ける。検事になっても犯罪の前には「何もできない」と語り、「おめでたいね。現実も知らずにそんなもん(検事)目指してるなんて」と言い放った。黒崎の言葉に、「詐欺師として生きることになった理由」があるはずだと感じた氷柱は、過去の詐欺事件を調べ始める。

 黒崎は、詐欺師・御木本の起業セミナーによってだまされた父親が無理心中を起こし、家族を失った。そのセミナー詐欺のノウハウを伝授したのは桂木で、桂木こそ黒崎の敵だった。その恨みから一度は桂木に刃を向けた黒崎だが、心変わりした黒崎は「こっち側で生きたい。詐欺師になりたい。だから俺に詐欺を教えてくれ」と土下座して桂木に飼われることになったのだった。桂木の右こめかみには、黒崎に切り付けられた跡が残っている。

 敵である桂木から詐欺を学ぶために土下座までした黒崎。SNS上では「桂木に土下座した時の黒崎高志郎の目の演技が圧倒的な迫力だった。息が出来ないくらい見入ってしまった」「覚悟を持った表情を見て、心が痛いほど伝わる」と引き込まれた視聴者が多く見られた。

 また非情な現実を知る黒崎が氷柱に冷たく言い放つシーンでは、「金で死ぬ人間がいるのに? 黒崎の言葉が胸に刺さった(涙)」「過去の記憶に目がうつろになって、引きずられていきそうなところ切なかった、その後の『金で死ぬ人間がいるのに』がやりきれない」といった声が挙がっている。

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