名作アニメーション「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が、日本テレビ系「金曜ロードショー」（午後9時～）で11月25日に初放送されることが28日、分かった（※放送枠40分拡大）。

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズは、2021年「金曜ロードショー」で、テレビシリーズの“金曜ロード特別編集版”と「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 ―永遠と自動手記人形―」を放送。2週にわたってツイッターのトレンドを席巻し、世界トレンド1位を獲得するなど大きな話題となった。

　本作は、そのフィナーレとなる劇場版として20年に公開され、興行収入21.3億円のヒットを記録。日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞も受賞した。京都アニメーションによる圧倒的映像美と、心揺さぶる愛の物語が描かれている。

　今回の放送決定を受け、石立太一監督（京都アニメーション）は、「このたび『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を金曜ロードショーで放送いただけるとのこと、大変うれしく思っております」とコメント。「劇場版は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の完結編になります。私といたしましては、今作の制作にあたり、この作品そのものが、ヴァイオレット・エヴァーガーデンという1人の女性から、未来を生きる我々への『最後の手紙』になるように、そんな作品にしたいと思い、制作しておりました」と同作への思いを明かした。

　また、「アニメーション作品は、手で描いた膨大な枚数の『絵』、つまりたくさんの手で描いた『線』の集積で出来上がっています。その1本1本の線に、ヴァイオレットの願った、未来への思いを込めようとスタッフ皆で精一杯作り上げた作品です。見てくださった皆さまにその思いが届くことを心より願っております」とメッセージも送っている。