【鎌倉殿の13人】小栗旬がクランクアップ「すごい財産」「悔いが残っていない」
NHKは25日、現在放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)の撮影がこの日終了したと発表した。昨年6月のクランクインから約1年5か月の撮影だった。放送は12月18日に最終回(第48回)を迎えるという。
ラストシーンにNHKの制作統括「手負いの獣のような姿に見ていて窒息しそう」
NHKは25日、現在放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜、午後8時)の撮影がこの日終了したと発表した。昨年6月のクランクインから約1年5か月の撮影だった。放送は12月18日に最終回(第48回)を迎えるという。
主人公の北条義時を演じた俳優・小栗旬は「今はまだ終わった実感がないというのが本音です。これだけ時間をかけて“一人の人物を生き抜く”ということをさせてもらえたことは本当にすごい財産で、今後の自分にとって糧になる経験でした」とコメントした。
さらに「途中からは、芝居について『ここはどうしようかな』と考えることが減っていって、『自分の歩んできた義時だったらこうするだろうな』ということをただただ淡々とやってきたという感じです。それを最後の最後まで、みんなに撮りきってもらい、今現在は悔いが残っていないというところまで来られたことは俳優として大きな喜びです。そういう現場を過ごしてきて、いま、こういう自分がいるという状態ですので、それを最後まで見届けていただけたら幸いです」とした。
制作統括の清水拓哉氏は「三谷幸喜さんと面白い大河を作ると決めてから、やるべきことを1個1個丁寧に考えてやってきました。小栗旬さんをはじめとして最高にして最愛のキャストとスタッフが集まり、こんなに熱烈な反響を頂いていること、心の底からうれしく思います」とコメントした。さらに。小栗の最後の撮影となった最終回のラストシーンに言及。「もはや小栗旬ではない北条義時の、手負いの獣のような姿に、見ていて窒息しそうになりました。『もう政子になれないのが悲しい』。小池栄子さんはそう言って泣きました。スタッフみんなも泣きました。誰一人クランクアップしたくない作品でした。退場していった者たちの思いを胸に、残された者たちが最後まで鎌倉で命を燃やします。最終章、ぜひお楽しみに」とコメントした。