映画「小さな恋のメロディ」主演トレイシー・ハイド、公開50年の景色に感激「大変幸せに思います」

映画「小さな恋のメロディ」(1971年)の主演女優、トレイシー・ハイドが25日、都内で行われた同作の特別上映後に舞台あいさつに立った。

イベントに出席したトレイシー・ハイド(左)とマーク・レスター【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席したトレイシー・ハイド(左)とマーク・レスター【写真:ENCOUNT編集部】

「小さな恋のメロディ」特別上映後に舞台あいさつ

 映画「小さな恋のメロディ」(1971年)の主演女優、トレイシー・ハイドが25日、都内で行われた同作の特別上映後に舞台あいさつに立った。

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「小さな~」の主題歌などを担当した音楽グループ、ビー・ジーズを描いたドキュメンタリー映画「ビー・ジーズ 栄光の軌跡」の公開(11月25日)記念イベントで、サプライズゲストとしてトレイシーと共演した主演俳優、マーク・レスターも登壇した。

 約50年前の作品が今も愛されていることにトレイシーは「私の顔に浮かんでいる笑顔を見れば分かっていただけると思います。50年たって、またみなさんの前に立つことができて大変幸せに思います」と感激の表情。マークも「歓迎していただき、温かく喜んでいいただけて感激しています。ありがとうございます」と続けた。

「小さな~」には多くのビー・ジーズナンバーが使われたが、トレイシーのお気に入りは「若葉のころ」。その理由を「『若葉のころ』は父が好きで、家族みんなで自分たちの曲のように大切にしています、一家の曲のようでとても好きです」と明かした。

 マークのお気に入りは、主題歌「メロディフェア」で、「歌詞もメロディも美しい。自分にとってはトレイシーが演じたメロディのイメージとして刻まれている。金魚を泳がせているシーンと重なっている」と劇中の場面と曲との親和性を伝えた。

 映画「ビー・ジーズ 栄光の軌跡」も、2人はすでに見たという。トレイシーは「情報もたくさん入っていて、ビー・ジーズについて知らなかったことも学びました」と振り返りつつ、「悲しい作品だなという印象が強い。(3兄弟のうち2人が亡くなり)バリーがひとりでステージに立って歌っているのがすごく悲しく、しみじみと感じました」と感想を伝えた。

 撮影時は11歳だったトレイシーは、撮影所にやってきたビー・ジーズの偉大さがまだ分からなかったが、大人になるにつれ、スーパーグループに偉大さを痛感したという。「イギリスでもディスコで『サタデー・ナイト・フィーバー』がかかると、フロアーが踊る人でいっぱいになった」と、懐かしそうに振り返った。

「トレイシーの感想と似てしまいますが」というマークは「素晴らしいドキュメンタリーで、これまで知らなかった情報を学ぶことができた。最後はとても悲しい。3人の兄弟の性格や人格が絡み合ってグループがどう出来上がったのかが分かりました」と話した。
ちなみにマークが初めて購入したレコードは、ビー・ジーズの「マサチューセッツ」だったという。

次のページへ (2/2) 【写真】イギリス映画「小さな恋のメロディ」の特別上映舞台あいさつの様子
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