【舞いあがれ!】突然、ドキュメンタリーに 脚本家のアイデアにNHK賛同「面白い」
女優・福原遥が主人公・岩倉舞を演じるNHKの連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土曜、午前8時)について、制作統括・熊野律時氏が取材に応じ、撮影の舞台裏の様子などを紹介した。物語は東大阪や五島列島を舞台に、舞が空への夢に向かって奮闘する姿を描く。
福原遥のロードバイクは先生が驚く才能 NHK「急な坂道やカーブもすんなり」
女優・福原遥が主人公・岩倉舞を演じるNHKの連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土曜、午前8時)について、制作統括・熊野律時氏が取材に応じ、撮影の舞台裏の様子などを紹介した。物語は東大阪や五島列島を舞台に、舞が空への夢に向かって奮闘する姿を描く。
11月2日放送の第23回の序盤では、舞が所属する人力飛行機のサークルのメンバーたちが登場し、部室内で作業をしながらカメラに向かってナレーターと会話し、カメラに向かってサークルの状況を説明するドキュメンタリー風のユニークな作りになっていた。
「脚本家の桑原亮子さんが書いてきたんです。なるほど、こういう入り方も変わっていて面白いなと。ぜひ、これでやりますかという感じでやりました。制作サイドとして何か狙ってというわけではないです。こういう変化の付け方もあるか。面白いアイデアだなと思いました。桑原さんのアイデアです」
今後もこうした試みはあるのだろうか。
「面白く見てもらえるやり方があれば、その都度やっていくということです。何かのパロディーをやろうとかと狙っているわけではないです。面白そうだなという感じがあれば取り入れて、いろんな形で見ている方に楽しんでいただける工夫はしていきたいと考えております」
今後、どんな手法で視聴者を楽しませてくれるのか、物語ととともに期待したい。
一方、10月31日の放送では、舞が所属する大学の人力飛行機のサークルで、パイロットの先輩が骨折して入院し、舞が代わりのパイロットに決定する様子が描かれた。舞は人力飛行機を飛ばすために必要な脚力をつけるためロードバイク(自転車)を購入して長距離を疾走するハードな練習を開始。熊野氏はトレーニングシーンを演じる福原の舞台裏も明かした。
「福原さんは撮影に入る前からロードバイクの練習を先生についてもらってやっていました。ロードバイクは普通の自転車と違い、足をペダルに固定してこぐので、先生の指導を受けながら走り込みをしました。ただ先生も驚くほど上達が早く、かなり急な坂道やカーブもすんなりこげるようになったそうです。福原さんは途中の撮影スポットで写真を撮ったりしながらトレーニングしていました」
撮影当日、福原は何度も坂道をこいだそうだが、最後まで全力でやりきったという。ロードバイクで走るシーンは素人とは思えないほどかっこいいと思った視聴者は少なくないはずだ。