緊急事態宣言で保育園閉鎖の渋谷区が話題「渋谷区以外も保育園休園にして」
安倍首相が7日にも発令する緊急事態宣言に先駆け、東京・渋谷区が保育園の閉鎖を決めたことに喝采の声が集まっている。
「どこの園も真似すべき体制」
安倍首相が7日にも発令する緊急事態宣言に先駆け、東京・渋谷区が保育園の閉鎖を決めたことに喝采の声が集まっている。
渋谷区は6日、午後2時過ぎ、「登園自粛の延期と緊急事態宣言が出された場合の臨時休園について」とのメールを入園者に一斉送信。「国の緊急事態宣言が出された場合の臨時休園について、下記のとおりお知らせいたします」と休園を通知した。
完全休園ではなく、親の職種によっては預かることを強調。「なお、世帯全員が警察官、消防官および医療従事者のご家庭に限り、特別保育を実施する予定です。特別保育につきましては、別途お知らせいたします。(警察官、消防官及び医療従事者以外でご家庭での保育が特に困難な方は園にご相談ください)」と、条件をつけている。
国の方針では、緊急事態宣言を出した後も保育園は通常通り、運営されるとみられていた。
しかし、渋谷区は新型コロナウイルスの感染拡大の危険性を憂慮。園児のみならず、保護者や職員の安全を確保し、なおかつ、やむをえない事情の労働者にも配慮を見せている。
ネット上には「渋谷区の今回の判断の早さ、素晴らしい」「渋谷区はすぐに保育園休園しててほんと神対応だと思うわ」「これが正しい答え」「ありがとう渋谷区!!!!」「渋谷区仕事が早い! 区長さんだれだろう…と調べたら若いのね」「早くコロナをストップしたいならどこの園も真似すべき体制」「早く渋谷区以外も保育園休園にしてください!!」「どこの地域も見習ってほしいです」「都内にかなりの労働者を送り込んでる埼玉も見習っていい」「保育園、学校が休みにならないと人の動き止まらない」など称賛と賛同の声が殺到した。
渋谷区は23区の中でも子育てに優しい区として知られ、「ハッピーマザー出産助成金」制度によって1人の出産につき10万円を支給(条件による)。さらに、出産日までに送られてくる育児パッケージには、複数の衣類やよだれかけ、体温計、ガーゼ、バスタオル、おもちゃ、爪切りなどがギッシリ詰まり、妊婦の間で「超豪華で実用的!」と話題に。月額の保育料の安さも一般世帯では23区1位で、ウイルスによる未曾有の危機にも、命最優先の姿勢を示し、迅速で手厚いサポートぶりを改めて印象づけた。