【RIZIN】スダリオ剛、試合1週間前に発熱「万全ではなかった」も勝利につなげた冷静さ

セミファイナルではスダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT / PUREBRED)がヤノス・チューカス(ハンガリー)に2R・TKO勝ち。大相撲からの転向後、RIZINで6勝(6KO)1敗とした。

会見を行ったスダリオ剛【写真:ENCOUNT編集部】
会見を行ったスダリオ剛【写真:ENCOUNT編集部】

無敗のハンガリー選手を圧倒

格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.39」(10月23日、マリンメッセ福岡=ABEMAで全試合完全生中継)第11試合、RIZIN MMAルール:5分×3R(120.0キロ)

 セミファイナルではスダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT / PUREBRED)がヤノス・チューカス(ハンガリー)に2R・TKO勝ち。大相撲からの転向後、RIZINで6勝(6KO)1敗とした。

 スダリオの強打がさく裂した。2R開始早々、チューカスがハイキックを蹴った瞬間に転倒。スダリオはこの一瞬のスキを逃さない。立ち上がったところに右アッパーをクリーンヒット。ダウンさせると、鉄槌を連発。レフェリーが止めた。

 日本ヘビー級の未来を担う存在が、海外のMMA選手との初対戦で勝利。試合後の会見では「疲れました」と苦笑いしつつ、「ただファイトキャンプが終わったくらいから疲れがたまって、熱が上がった。38度くらいまで上がって。1週間前くらいですかね。それで寝込んじゃって。万全ではなかった。息も上がって」とコンディションに不安があったことを明かした。

 それでも「そんな中でも頭だけは冷静に」と振り返った通り、相手のスキを見逃さなかった。

 2RのKOにつなげたアッパーを回想し、「相手のクセとかもやってくるだろうことも予測して、頭に入れつつ、その場の反応、体勢を見ていけるところはいく。反応は自分でもいい。それが今回出た」とうなずいた。

 試合前から相手には穴があると指摘していた。「正直、相手はこれまでパンチとかもらってこなかった。当てる自信もありましたし、自分のパンチを当てたらどういう反応してくるかも予想通りだった」と明かしつつ、「すべて想定内だった。やれることはたくさんあった。イメージ通り、想定内でした」と繰り返した。

 今後については、「ちょっと休みたい」としつつ、「回復してから。大みそかへ向けて、タフな試合になると思うんですけど、強い外国人とやってもっとファンを沸かせて行けたら思います。RIZINに足りないのはヘビー級の盛り上がり。どんどん盛り上げていきたい」と意気込みを口にした。

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