HiHi Jets井上瑞稀が映画初主演 人気漫画「おとななじみ」実写化、2023年5月公開

ジャニーズ Jr.の人気グループ「HiHi Jets」の井上瑞稀と、女優でnon-no専属モデルの久間田琳加が映画「おとななじみ」でダブル主演を務めることが24日、分かった。井上は今作が映画初主演となり、2023年5月12日に劇場公開される。

井上瑞稀(左)と久間田琳加【写真:(C)中原アヤ/集英社 (C)2023「おとななじみ」製作委員会】
井上瑞稀(左)と久間田琳加【写真:(C)中原アヤ/集英社 (C)2023「おとななじみ」製作委員会】

幼なじみの恋模様を描く

 ジャニーズ Jr.の人気グループ「HiHi Jets」の井上瑞稀と、女優でnon-no専属モデルの久間田琳加が映画「おとななじみ」でダブル主演を務めることが24日、分かった。井上は今作が映画初主演となり、2023年5月12日に劇場公開される。

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 本作はココハナ(集英社刊)にて2019年より連載が開始され、瞬く間に全世代の女性読者からの支持、笑いと共感の連鎖を生んだ大ヒット漫画「おとななじみ」(原作:中原アヤ/集英社マーガレットコミックス刊/全8巻)。幼なじみのまま大人になった2人の進みそうで進まない恋模様にときめき、個性的なキャラクターたちの掛け合いには笑わずにはいられない人気作品が実写映画化される。

 井上は、主人公・青山春(あおやまはる/通称:ハル)を演じる。近年は俳優としてドラマ「全力!クリーナーズ」「トモダチゲームR4」など話題作への出演が続く井上が、優しいけれど純粋で素直すぎるがゆえに恋愛に鈍感な“超残念男子”という役どころに挑む。出演にあたり「映画初主演という一生に一度の経験、自分の全てを賭けて挑もうと思いました」と意気込み、撮影に臨んだ。

 もう1人の主人公・加賀屋楓(かがやかえで)役を務める久間田は、ハルを一途に想い続けるも伝わらない気持ちにやきもきして、世話を焼きすぎてしまう“オカン系女子”を演じる。久間田は出演にあたり「うれしすぎて信じられず、本読みやリハーサルを重ね、共演者の皆さんや監督とお会いしているうちに『夢じゃないんだ』と実感が湧いてきました」とコメント。

 ダブル主演となる井上と久間田は本作が初共演となり、互いの印象を井上は「撮影現場での久間田さんのストイックな姿勢に刺激を受けた」、久間田は「お芝居されている時の目が印象的で、ハルが『大丈夫』というたびに、本当に大丈夫なような気がしてきて頼もしかった」と語った。

 監督は「胸が鳴るのは君のせい」で若者の心情を繊細に描いた高橋洋人が務め、映画化について「(原作の)おさななじみたちならではの掛け合いが傑作で、このおかしさを映画化できることが楽しみでワクワクしています」とコメントし、原作を吹き出しながら読み終えたことも明かした。

 脚本は「ヒロイン失格」などのヒット映画に加え、ドラマ「恋せぬふたり」で第40回向田邦子賞を受賞した吉田恵里香が担当する。高橋監督は吉田の脚本を「オリジナルな発想を随所に盛り込んでいただいているので、映画版『おとななじみ』としてもとにかく面白い脚本になっています」と語った。

 原作者の中原アヤは映画化に際し、「映画化していただけると聞いて心躍りました」と語り、井上と久間田のキャスティングについては、「井上さんも久間田さんもイメージにぴったりで、原作以上にキャラを魅力的に表現してくださるのではと期待しています」とコメントを寄せた。

 井上と久間田のコメント全文は以下の通り。

○井上瑞稀
「『絶対にいつか』と夢に描いていた映画の主演のお話を聞いたときは、とてもうれしく、まさに夢心地であると同時に、ものすごい責任とプレッシャーを感じ、映画初主演という一生に一度の経験、自分の全てを賭けて挑もうと思いました。原作はクスクス笑いながらあっという間に最終巻まで読んでしまいましたが、自分が演じるハルの目線で読み返すと、ハルという人間をとても愛おしく感じました。撮影が終わった今、ハルはすでに僕の一部になっていると感じています。

 楓役の久間田さんとは、撮影前におさななじみの空気感を出せるように、リハーサルを重ねたり、ゲームをしてコミュニケーションを図るなど、打ち解けるための時間をスタッフさんに作っていただきました。現場では久間田さんの作品に対するストイックな姿勢を見ていて、とても刺激になりました。僕がハルを愛したように、ハルを、そして『おとななじみ』という作品を愛していただき、ご覧いただいた皆さまを少しでも笑顔に変えることができたら本望です。僕の初主演映画を是非お楽しみください!」

○久間田琳加
「お話をいただいた時はうれしすぎて信じられなかったのですが、本読みやリハーサルを重ねたり、監督や共演者の皆様とお会いしているうちに『夢じゃないんだ』と実感が湧いてきました。私にはおさななじみがいないのでハルと楓のような関係性は憧れで、原作をドキドキしながら読み、楓のキャラクターに少しでも近づきたいと9年ぐらい伸ばしていた髪をカットして撮影に臨みました。

 クランクインの時はまだまだ不安も多く、視野が狭くなってしまうこともあったのですが、共演者の皆さんたちに頼ったり助けてもらい、ハルと楓2人のキャラクターに元気をもらいながら撮影を終えることができました。井上さんと初めてお会いした時は、『ハル本人?』と思うほど原作の面影を感じ、撮影中はハルが(劇中で)『大丈夫』という度に本当に大丈夫なような気がしてきて頼もしかったです。おさななじみならではのキュンとするシーンはもちろん、ちょっと天然な2人のコメディーの部分もスクリーンを通して楽しんでいただけたらうれしいです」

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