趣里、朝ドラヒロイン抜てきも両親への報告は「これから」 7日に決定も“極秘”貫く
NHKは17日、2023年度後期の連続テレビ小説(第109作)「ブギウギ」のヒロインが趣里に決定したことを発表した。この日の会見までヒロイン抜てきについては“極秘”だったようで、両親への報告は「これから」と明かした。
父に俳優の水谷豊、母に伊藤蘭を持つ趣里
NHKは17日、2023年度後期の連続テレビ小説(第109作)「ブギウギ」のヒロインが趣里に決定したことを発表した。この日の会見までヒロイン抜てきについては“極秘”だったようで、両親への報告は「これから」と明かした。
ヒロインが発表された趣里は「とても緊張しています」と登場。「まさか自分にこんな日を迎えられるとは思ってもみなかったので、驚きと喜びとともに身の引き締まる気持ちでいます。私はこれまでエンターテインメントの持つ力に何度も救われてきた経験がありました。朝ドラに強い憧れを持っていました」と喜びを口にした。
32歳にして、オーディションで2471人の中から選ばれた趣里。「今回、オーディションの募集の年齢がちょうど私の年齢までだったので、自分にもまだチャンスがあるんだと思って、最後のチャンスだと思って挑戦させていただきました」と明かし、これまでにも「3回ほどヒロインオーディションは受けさせていただいております」と4度目の挑戦であることを明かした。
父に俳優の水谷豊、母に伊藤蘭を持つ趣里だが、「両親に出演を報告しましたか?」と問われると「それがですね。まだ誰にも言っちゃいけないと言われていたので、しっかりと守ってまいりました」と“極秘”であったことを明かし、「これから電話しようかなと思っています。いつも見守ってくれたので、感謝の気持ちと頑張ります!と真摯(しんし)に伝えます」と口にした。
決定の報告を受けたのは10月7日だったとのこと。「マネジャーさんからお電話をいただきました」と当時の状況を説明。「まだ、誰にも極秘でということでして、大きな声も出ないといった感じでしたんですけど、まさか本当に自分が朝ドラのヒロインをやれる日がくるとは、そういう人生だとは思ってもみなかったので、言葉が出ないというのはこういうことなのかというのを身をもって経験しました。誰にも言ってはいけないので平常心を持ってほかのお仕事に臨んでいました。今、やっと報告できるんだなと思っています」とあふれる思いを吐露した。
「ブギウギ」のモデルは戦後の大スターの笠置シヅ子さん。「東京ブギウギ」や「買物ブギー」など数々の名曲とともに、日本の朝にあふれる笑顔を届ける。作者を足立紳、音楽を服部隆之が担当する。
実在の人物である笠置シヅ子さん(1914~85年)をモデルとするが、激動の時代の渦中で、ひたむきに歌に踊りに向き合い続けたある歌手の波乱万丈の物語として大胆に再構成。登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描く。なお、原作はない。
趣里は、16年度前期の連続テレビ小説(第94作)「とと姉ちゃん」での出演経験がある。