【RISE】那須川龍心、終始圧倒もKOできず悔しさあらわ「倒そうとしすぎました」

プロ4戦目の那須川龍心(TEAM TEPPEN)が吉田亮汰朗(BK GYM)に3対0(30-26、30-26、30-26)の判定勝ちを収めた。

試合後、会見に臨んだ那須川龍心【写真:ENCOUNT編集部】
試合後、会見に臨んだ那須川龍心【写真:ENCOUNT編集部】

兄・天心との練習成果を実感

立ち技格闘技イベント「Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022」(15日、東京・大田区総合体育館)第1試合、フライ級(51.5キロ)、3分3R

 プロ4戦目の那須川龍心(TEAM TEPPEN)が吉田亮汰朗(BK GYM)に3対0(30-26、30-26、30-26)の判定勝ちを収めた。

 内容は圧倒。1Rから3Rまで龍心の攻めは止まることがなかった。突き刺すようなジャブはさえ渡り、ストレートは当たる。2Rの終盤には強烈なボディー膝蹴りをヒットさせた。吉田は思わず後退していた。最終Rは相手の打撃を見切り、何度も顔面にパンチをヒットさせていた。

 試合後、龍心は「結果は圧倒出来たと思う。でも圧倒するだけじゃダメ」と複雑な心境を打ち明ける。また吉田の印象については「1回膝も効かせて(吉田が)倒れかけていたんですけれど、そこから立ち上がってきてマジかって思いました」と口にする。

 試合前には「タイミングで倒す」と宣言していた龍心。その部分について「30点ぐらいじゃないですか。膝とかを合わせるタイミングは良かった。パンチでタイミングが合えば倒せるんで……。一発一発の破壊力が僕には全然ないので、磨いてもっと倒せていければと思います」と厳しめの評価を下していた。

 3Rには吉田の打撃をことごとく避ける瞬間も。龍心は「天心とかが練習に顔を出したりするので、そのときに教えてもらったりした。それがちょっと覚えていたので試合中にも出たし、それは良かったのかなと思います」と振り返った。

 一方で顔面に打撃が集中したことについては「腹を打とうとしたら何回か合わされていたので、そこにビビッたというか警戒してしまった部分もある。最後には倒そうとしすぎましたね」と語った。

 また今後の目標を問われると「自分より強い、タイトルに絡めそうな相手とやりたい」と視線をぎらつかせた。

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