【RISE】判定勝利の白鳥大珠が試合後にYA-MANと交わした言葉「本当に最高だよって」
白鳥大珠(TEAM TEPPEN)がYA-MAN(TARGET SHIBUYA)に3対0の判定勝ちを収めた。
2Rにダウンを奪った膝は「ドンピシャだった」
立ち技格闘技イベント「Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022」(15日、東京・大田区総合体育館)セミファイナル、SuperFight! スーパーライト級(65キロ)、3分3R延長1R
白鳥大珠(TEAM TEPPEN)がYA-MAN(TARGET SHIBUYA)に3対0の判定勝ちを収めた。
9分間の激闘。当たれば倒れる、1秒たりとも見逃せない試合だった。フルスイングで距離を詰めてくるYA-MANに対し、白鳥は隙間からコツコツと当てていく。
2R中盤にはYA-MANが頭を下げた瞬間に白鳥の膝がヒット。ダウンを奪った。その後も流血しながらもゾンビのように蘇ってくるYA-MANに後退する場面もあったものの打撃を返し、勝利を収めた。
試合後白鳥は「人気急上昇中のYA-MAN。ここで負けたら後がないと思った」とホッとした表情を浮かべる。ダウン後も衰えない相手に「ゾンビかと思った。ダウンもとって絶対倒せると思ったんですよ。YA-MANの強さを感じた。すごくいいファイターだと思う」と評価した。
ダウンを奪った蹴りについては「練習していた蹴り、ドンピシャだった」と振り返るも「なんであんなに気持ち強いんすかね。人気出る理由も分かった」と感心していた。
試合前、YA-MANのペースには引きずり込まれないと口にしていた白鳥。実際に対面してみて「最後は引きずり込まれたっすよね。これやばいなっていう気持ちにはならなかった。今回自分のなかでは最後まで集中。そこさえクリアできれば大丈夫と思ってたんですけど、最後は引きずり込まれましたね」とさわやかに笑う。
9分間が過ぎた後はリングの上で抱擁(ほうよう)。これまでトラッシュトークも繰り広げていた。白鳥は「本当に最高だよ。もともと対戦が決まる前までYA-MANは嫌いじゃなかったし、むしろ好きな選手だった。対戦が決まってからマジで嫌いだった。プライベートのことまで言うし、どうしようもない、ムカつくガキだなと思っていた。試合終わると戦ったもの同士で分かり合える気持ちよさがある。本当に良い選手です」と因縁を振り返っていた。