BTS釜山公演、5万5000人集結も現地メディア「事故なく終了」 生配信はサーバーダウン
韓国の7人組ボーイズグループ・BTSが開催したコンサート「Yet To Come in BUSAN」から一夜明けた16日、現地メディアは世界中からARMY(BTSファンの総称)が訪れた釜山(プサン)の様子について「交通大乱・事故なく終わった」と報じている。
日本のファン、サーバーダウンに「無料に文句は言えない」
韓国の7人組ボーイズグループ・BTSが開催したコンサート「Yet To Come in BUSAN」から一夜明けた16日、現地メディアは世界中からARMY(BTSファンの総称)が訪れた釜山(プサン)の様子について「交通大乱・事故なく終わった」と報じている。
2030年釜山世界博覧会誘致を祈願する同コンサートは15日午後6時から釜山アジアド主競技場で開催され約5万5000人のファンが集結。生中継のスクリーンが設営された釜山港国際旅客ターミナルと海雲台海水浴場には計約1万5000人が集まった。
公演開始数か月前から大量の訪問客による混乱が予想され釜山市は超非常態勢に突入していたが、大きな事故や混乱はなく無事終了。「毎日経済」(16日付電子版)によると、地元警察は「会場の内外でファンが秩序をよく守ってくれた」と話したといい、「会場の客席はもちろん、会場周辺ではゴミを探すのが難しかった。訪れたファンで近隣都市鉄道駅には人だかりができたが、大きな混雑は生じなかった」と伝えた。釜山市はイベント会場周辺にドローンを浮かべて交通状況をリアルタイムで中継するなど交通総合対策を立てたほか、釜山交通公社も都市鉄道を50便増便して市民の足を確保するなど多面的な対策をとった。
一方、この日の公演はオンラインライブストリーミング、テレビ生中継などを通じて世界229の国と地域に配信。グローバルファンプラットフォーム・Weverse(ウィーバース)を通じたライブストリーミング再生数は約4907万件に達したというが、こちらは混乱も。1曲目の「MIC DROP」に次いで「RUN」に入るとサーバーがダウン。日本から視聴していたファンはネットに「中継が無料ならアクセス数が集中するのは予想できたろうに」「事務所にはがっかりです」と批判的な声を寄せる一方で、「Weverseだけではなく他のアプリやCSからも視聴できると最初からアナウンスあった」「人気があるほどサーバーに負荷かかる。対策してても難しい」「ちゃんと見たければCS入ればいいのに。無料に文句は言えないよ」などと擁護する意見も多数集まっている。
2030年の世界博覧会の釜山誘致が決定すれば、「世界の大転換、より良い未来への航海」をテーマに2030年5月1日から10月31日まで釜山港一帯で開催される予定。