テレビ朝日系10月クール木曜ドラマ「ザ・トラベルナース」（20日放送開始、初回10分拡大）の制作発表記者会見が13日、東京・港区のテレビ朝日本社で行われ、主演の岡田将生など豪華キャストと脚本の中園ミホ氏が登壇した。

「ドクターX」シリーズの中園ミホが手がける新・痛快医療ドラマ。名もなき“白衣の天使”ならぬ“白衣の戦士”が人々を救う、岡田将生×中井貴一の“新時代のナイチンゲール・コンビ”が鬱屈（うっくつ）した令和の日本に舞い降りる。この日の制作発表会には岡田、中井のほかに菜々緒、安達祐実、恒松祐里、泉澤祐希、宮本茉由、野呂佳代、浅田美代子、寺島しのぶ、松平健が登壇した。

　岡田と中井は2011年公開の映画「プリンセス　トヨトミ」以来の共演。岡田は中井について「そのときから中井さんは作品や現場に対する姿勢にも品があって、とても深く物事を考えてどのシーンにも向き合う姿がかっこよくて。『中井さんみたいな俳優になりたい』と常々思いながらやらせてもらっています」と尊敬のまなざしで語った。

　一方の中井は、「11年前に京都で撮影をしたときに、街で偶然会って。なんでかわからないけど、地下にある占いに行って……」と2人で占い屋に訪れたことを回顧。「帽子をかぶって、僕が社長、岡田くんが経理という“てい”で。そしたらその占い師の方が岡田くんのことをやたら『いい男だねえ』『経理にしておくのはもったいないわねえ』なんて言って」と振り返り、「『この人（岡田）が会社を辞めたらだめよ』『2人でちゃんとやっていきなさい』と言われた」と明かした。

　その占い以来、11年ぶりに再会を果たした2人。中井は「岡田くんもいろんな映画や舞台を経験して成長された。僕たちの歳はバトンを渡す歳。今回は静（中井）と歩（岡田）というバトンを渡す関係もあるので、役者としてもクロスしながら、毎日2人で楽しく皆さんの大きな愛に包まれながらやらせていただきました」と充実感をにじませていた。