中田英寿氏、お茶のプロジェクト立ち上げ データの重要性力説「仮説に役立つ」

元サッカー日本代表の中田英寿さんが13日、都内で行われた「Dprime Lab」の商品完成発表会にゲスト出演した。

イベントに出席した中田英寿【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席した中田英寿【写真:ENCOUNT編集部】

日本酒を世界に発信する事業に取り組み成果を上げる

 元サッカー日本代表の中田英寿さんが13日、都内で行われた「Dprime Lab」の商品完成発表会にゲスト出演した。

「Dprime Lab」は、「Dprimeアプリ」を利用しているユーザー約1400人のデータを基に社会課題解決に向けた商品・サービスを創出するプロジェクト。第1弾として廃棄食材を使った4種類のサステナブルビール「WASTE 2 BEER」を生み出した。なお同商品は14日から販売する。

 データから商品を開発するという試みに、「Dprime Lab」のアンバサダーを務める中田さんは「データは答えを出してくれるわけじゃないけれど、仮説を立てるのに役立つ。これまでの経験と掛け合わせて、より効果を発揮するのかなと思います」と重要性を力説。社会問題への関心も高く、「気になるのはエネルギー問題と食糧ですかね。全国のいろんな産地を回って農家さんを訪ねているので、日本の食料自給率を含め非常に気になっていて、農業が重要になってくるのかなと思います」と見通した。

 以前から、日本酒を世界に発信する事業に取り組み成果を上げているが、「今年、お茶のプロジェクトを立ち上げています」。毎月、茶産地を回っているという。

「お茶というのは非常におもしろい。日本茶の輸出が増えているにもかかわらず、かかわっている人たちが苦労しているのを見ていると、はまっていないことがあるだけ」と考え、問題点を洗い出すことに着目。「産業全体がどうやってよくなっていくのかが考えるのが好きなので、仕組みづくりをするためには結果データが必要なんです。大きな局面を見ていくのが大切」と、サッカーの司令塔として培った俯瞰(ふかん)する感覚の大切さを説いた。

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