TBSの大ヒットドラマ「愛していると言ってくれ」が韓国でリメーク決定 大物俳優が豪華共演

TBSは7日、同局で放送された人気ドラマ「愛していると言ってくれ」が韓国でリメークされることが決まったと発表した。

およそ10年ぶりのドラマ復帰となるチョン・ウソン【写真:アーティストカンパニー、ユボンカンパニー提供】
およそ10年ぶりのドラマ復帰となるチョン・ウソン【写真:アーティストカンパニー、ユボンカンパニー提供】

トヨエツ&常盤貴子共演作 貴島誠一郎P 「1995年のドラマをどんな表現で描くか楽しみ」

 TBSは7日、同局で放送された人気ドラマ「愛していると言ってくれ」が韓国でリメークされることが決まったと発表した。

 95年7月期に放送された同ドラマは、北川悦吏子が脚本を担当し、その繊細なラブストーリーが視聴者をくぎ付けにした大ヒット作。豊川悦司が演じた聴覚障害を持つ新進青年画家役を韓国版ではチョン・ウソンが演じることが決定。日本でもヒットした映画「私の頭の中の消しゴム」で知られるチョン・ウソンは、本作でおよそ10年ぶりのドラマ復帰となる。

 また、常盤貴子が演じたアルバイトをしながら劇団で演技の勉強を続ける女優の卵役は、シン・ヒョンビンに決定。Netflixでも配信され大ヒットとなった韓国ドラマ「賢い医師生活」に出演して人気を博したシン・ヒョンビンが見せる新たな一面に期待が集まっている。韓国版「愛していると言ってくれ」はスタジオエンニュー社とアーティストスタジオ社による共同制作で、早ければ年末にクランクインする予定。

 さらに18年1月期に同局で放送された「アンナチュラル」のリメークも決定。野木亜紀子が脚本を担当、石原さとみ演じる法医解剖医の三澄ミコトが、“不自然な死”として「不自然死究明研究所(UDIラボ)」に運び込まれた死体に向き合い、「死」の裏側にある謎や事件をスリリングに解明する法医学ミステリー。

 日本でも数々の賞を受賞したヒット作だが、オリジナル版が韓国で放送された際には現地でも人気を博した。制作にあたる BIGWAVE ENTERTAINMENT社は「そのすばらしさがすでに認められている『アンナチュラル』をリメークすることができて非常にうれしい。オリジナルの良さを生かし、韓国側2社の企画力・制作力とで、良い相乗効果が出せたらと思う」とコメントした。脚本やキャスティングは現在、調整中。

 「愛していると言ってくれ」プロデューサー・貴島誠一郎

「チョン・ウソンさんからの『愛していると言ってくれ』を韓国でリメークしたいという長年のオファーがこのたび実現することになり、大変うれしく思ってます。SNSも普及していなかった1995年のドラマでしたが、コミュニケーションツールが大幅に増えた現代で、どんな表現で2人のもどかしい愛を描いてくれるのか視聴者として楽しみにしてます」

□「アンナチュラル」プロデューサー・新井順子

「『アンナチュラル』が韓国でリメークされると聞いて、とてもワクワクしました。脚本の野木さんが紡ぎだした言葉、キャストが息を吹き込んだ登場人物、スタッフが生み出した世界観がどのようにリメークされ発信されていくのか、一視聴者として完成の日を待ちわびています。BIGWAVE ENTERTAINMENT社、neostory社の高いクリエイティブ力によって、世界中の皆さまに愛される作品になることを願っています」

次のページへ (2/2) 【写真】韓国版「愛していると言ってくれ」に出演するシン・ヒョンビン
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