マジカルパワーで東京女子プロレスの頂点に返り咲く 「魔法少女」坂崎ユカの覚悟
集大成であり新時代のスタートにしたい。東京女子プロレスの“魔法少女”坂崎ユカが「WRESTLE PRINCESS III」(9日、TOKYO DOME CITY HALL)大会に向けた熱い思いを明かした。
「WRESTLE PRINCESS III」大会に向けた思いを明かす
集大成であり新時代のスタートにしたい。東京女子プロレスの“魔法少女”坂崎ユカが「WRESTLE PRINCESS III」(9日、TOKYO DOME CITY HALL)大会に向けた熱い思いを明かした。
10・9決戦で、プリンセス・オブ・プリンセス王者・中島翔子に挑む坂崎。東京女子の設立メンバー同士の激突であり、坂崎は3度目の同王座戴冠を目指している。
中島には6・12さいたまスーパーアリーナ大会で挑んだが敗退。ベルト奪取はならなかった。4か月あまりでの再挑戦となるが、8月の「東京プリンセスカップ」で初優勝を飾り、実力で勝ち取った挑戦権となる。
「一人ひとり、がむしゃらに勝ち抜いてきた結果」とキッパリ。今になって余裕をもって振り返えられるが、トーナメント時には必死だったという。若き選手たちの急成長を全身で感じており、旗揚げから東京女子を支えてきた意地を爆発させ、プライドを守り抜くための闘いだった。
中島とのタイトル戦は坂崎自身のそして東京女子の9周年を総括する大一番となる。現在の東京女子は選手、スタッフは元よりファンもかつてないほど盛り上がっている。
「一丸となって東京女子をもっともっとスケールアップしていこうとしている」と坂崎も手応えをつかみ取っている。だからこそ、中島戦で「これまで応援していただいた人たちはもちろん、新たに興味をもってもらっている方たちも納得させるバトルを披露して勝ちたい」と固く誓っている。
4か月の間に坂崎はもちろん中島もステップアップしている。「東京女子のこれまでとは違う闘いで、新たな可能性を見出したい」と意気盛んである。
持ち前の魔法パワーもフル充電を完了。「細かい調整が間に合えば、新殺法をお披露目できると思う」と新技の公開もほのめかす。
アラジンをイメージしたコスチュームを、少しずつチェンジしてきたが、今回はアラジンパンツを新調した。「同時に魔法のパワーもアップ」とニッコリ。
2019年からAEWにも参戦中で、日米2団体を股にかけて大活躍。「アメリカのファンの反応はストレート。それを楽しんでいる自分がいる」とまたまた笑う。
ビッグマッチ前には集中するのが坂崎流。自宅と道場とジムの3か所を行ったり来たり。大好きな旅行も10・9決戦が終了するまではお預けとなる。
「瑞希と行った鬼怒川温泉の露天風呂から眺めた星空が忘れられない」とポツリ。ベルト奪取のご褒美は「満点の星空」かも知れない。
プリプリ王座3度目の戴冠となれば、山下実優と並ぶことになる。
お笑い志望だった少女が縁あってDDTと出会い、東京女子の旗揚げに加わった。「東京女子に出会ったのは運命。天職を楽しんでいる」とほほ笑む魔法少女のマジカルパワーがさく裂する10・9決戦を見逃したらもったいない。