韓ドラ「シスターズ」が2週連続Netflix日本TV部門1位 考察合戦で盛り上がり
Netflixは5日(米国時間4日)、10月第1週(9月26~2日集計)のグローバルTOP10を発表した。日本のTV部門では韓国ドラマ「シスターズ」(英題:Little Women: Season 1)が2週連続で1位を獲得。世界的現象となっている「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(同:Extraordinary Attorney Woo: Season 1)も先週に続き2位、韓国の大ヒットドラマ「梨泰院クラス」の日本版リメークである「六本木クラス」(テレビ朝日制作)も同じく3位となった。1位から3位までが前週と同じ顔触れという結果となった。
貧乏三姉妹と巨大グループが驚愕の戦い 「若草物語」がモチーフ
Netflixは5日(米国時間4日)、10月第1週(9月26~2日集計)のグローバルTOP10を発表した。日本のTV部門では韓国ドラマ「シスターズ」(英題:Little Women: Season 1)が2週連続で1位を獲得。世界的現象となっている「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(同:Extraordinary Attorney Woo: Season 1)も先週に続き2位、韓国の大ヒットドラマ「梨泰院クラス」の日本版リメークである「六本木クラス」(テレビ朝日制作)も同じく3位となった。1位から3位までが前週と同じ顔触れという結果となった。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
「シスターズ」は貧困の中で育った3姉妹の苦闘と成長を描く新感覚の社会派痛快サスペンス。長女オ・インジュ、次女オ・インギョン、三女オ・イネ。この3人の経歴を順に紹介すると、バツイチの建設会社経理担当社員、正義感の強いアルコール依存症の報道記者、絵の才能がある名門芸術高校生とバラバラだが、周囲の複雑な人間関係や接点が劇的につながり、怒涛の最終回へと突き進む。突然手にした20億円、裏切りと陰謀、連鎖する自殺、印象的に登場する青い花(ラン)の意味などをめぐってネットでは考察合戦が展開されており、「後半に進むほど面白い」「横領だけじゃなくて数々の殺人容疑とかもどう判明させていくんだろう」「死んだ人間のそばに決まってランが置いてある」「今まで見た韓ドラのなかで一番ハマってる」などの声が寄せられている。
このドラマを語るうえで外せないのがキャストの豪華さ。長女を演じている俳優キム・ゴウンは「トッケビ」「ユミの細胞たち」で知られており、三女役のパク・ジフはゾンビドラマ「今、私たちの学校は」、オーキッド建設財務本部長チェ・ドイル役のウィ・ハジュンは「イカゲーム」で刑事を演じて世界的に大ブレークした。
アメリカの作家ルイーザ・メイ・オルコットによる自伝的古典小説「若草物語」(英題: Little Women、1868年)をモチーフに、「姉妹たちの小さくて具体的な人生の物語の下に、韓国社会の巨大で暗い話が同時に流れるようにしたかった」(tvN公式サイト)というのが制作意図。19世紀後半のアメリカを舞台にした「若草物語」はマーチ家の4姉妹を描く一方、「シスターズ」は3姉妹がメーンキャラクターとなっているが、実は「若草物語」同様、もとは4姉妹だった、というエピソードも盛り込まれており原作と通じている。約150年前の物語が現代韓国を舞台に「シスターズ」としてよみがえったかっこうだ。
韓国ではエンターテインメント企業CJ ENMが運営するケーブルテレビ局tvNで9月3日から土日枠で放送されている。4日付現地報道によると、同ドラマの話題性スコアは前週比46.9%増加し2週連続1位。話題性を構成するニュース、VON(Voice of net)、SNS、動画の4部門とも1位だった。韓国でも爆発的な人気となっているようだ。