お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳がツイッターに投稿した、飛行機内での荷物の取り方をめぐる疑問がSNS上で話題となっている。淳は2日、自身のツイッター上で「飛行機で上に置いた荷物一斉に取るなよ」と到着後の乗客の行動についての違和感を投稿。「AC 通 DEF 通 GH」とシートの並びを説明した上で、「CとD　FとG　が同時に上の荷物取るとぶつかるしそれに加えて頭のおかしいAとEとHが待てずに同時に通路に出てくるからみんな荷物がスムーズに取れないんだよ…こんな状態を毎日見てるCAさんは何も思わないのか？　順番決めれば？」とつづっている。

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　この投稿に対し、ネット上では「日本人て本当にせっかち」「そんなに急いでも変わらないのに」という同調の声や、「そんな責任までCAさんに押し付ける必要はない」「ゆっくり降りたい人にとっては逆に迷惑なのでは」「早く降りられる前方の高いチケットが既に存在する」など、さまざまな意見が上がっている。

　飛行機が着陸した際、手荷物を取り出す順番に決まりはないのか。国内の大手航空会社の担当者は、「一般的な内容で回答させていただきます」と前置きした上で「手荷物を出す順番に決まったルールはございません。降機の準備が整った方から周囲の方と譲り合って手荷物を取り出していただくようお願いいたします」と回答。手荷物は安全に収納することを目的に、座席の真上だけでなく近くの棚に収納することもあるため、順番を設けるとかえって混雑を招く可能性もあるようだ。

　また、搭乗の際に座席番号ごとにアナウンスがある理由については「搭乗時はその飛行機のチケットをご購入いただいた皆さま全員にご搭乗いただく必要があります。また定時出発のためにも、機内でスムーズにご着席頂けるようアナウンスを実施しています」とした上で、「着陸後は、沢山のお客さまが一度に出口に押し寄せると危険な場合がありますので、順序良く降機していただくよう、必要に応じてアナウンスすることはございます」と説明。

「狭い機内ですので、周囲のお客さまと譲り合ってご利用いただけますと幸いです。またお手荷物が多い場合はぜひ預け荷物の積極的なご利用をお願いいたします」と呼びかけている。